Tate_Britainとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Tate_Britainの意味・解説 

テート・ブリテン

(Tate_Britain から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 09:44 UTC 版)

テート・ブリテン
ジョン・エヴァレット・ミレー

テート・ブリテン(Tate Britain)はイギリスロンドンテムズ川畔、ミルバンク地区にある国立美術館テート・モダンなどの美術館とともに、国立美術館ネットワーク「テート」の一部をなしている。

歴史

1897年 ミルバンク刑務所の跡地に建設された。当初はナショナル・ギャラリーのイギリス美術専門の分館「ナショナル・ギャラリー・オブ・ブリティッシュ・アート」であったが、イギリス美術だけでなく世界の近代・現代美術を扱うようになり、1955年に「テート・ギャラリー」という独立した美術館となった。

1500年代テューダー朝美術以降、現代に至るまでの、絵画を中心としたイギリス美術を時代順に展示している。ウィリアム・ブレイクジョン・コンスタブルトマス・ゲインズバラウィリアム・ホガースダンテ・ゲイブリエル・ロセッティほかラファエル前派の作品が揃っている。テートの所蔵品の中で特に有名な作品は、ジョン・エヴァレット・ミレーによる『オフィーリア』やジョン・ウィリアム・ウォーターハウスによる『シャーロットの女』である。また、ターナーの寄贈した初期から晩年までの充実した作品群は、専用のウイングであるクロア・ギャラリーに常設展示されている。20世紀半ば以降のデイヴィッド・ホックニーピーター・ブレイク英語版フランシス・ベーコンなどや、現代のトレイシー・エミン英語版にいたるまで、幅広い年代のイギリス人美術家の作品もが常設展示されている。

他のイギリスの美術館やテートの美術館同様、普段美術館に来ない人々も来てもらえるような活動に取り組んでいる。『Late at Tate』は毎月第一金曜日に開催している夜10時までの夜間開館で、特別展の入場料は半額の上、ライブパフォーマンスアートを行っている。

毎年「ターナー賞展」と呼ばれる美術展も主催している。これは理事会が選んだイギリスで活動する50歳以下の美術家4人を取り上げる展覧会で、その中からターナー賞を一名に贈っている。

現代美術専用のテート・モダン2000年サウス・バンクに開館後、ミルバンクの建物はイギリス美術専門の美術館に組織換えされ、大改修の上2001年に「テート・ブリテン」と名称を変え再開館した。

テート・ブリテンと、テート・モダンの間は、テムズ川を行き交う高速船「Tate to Tate service」がシャトル運航している。

主な収蔵品

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Tate_Britain」の関連用語

Tate_Britainのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Tate_Britainのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのテート・ブリテン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS