TEQ
Toxic Equivalent(毒性等量)の略称。ダイオキシン類は通常、類似化合物の混合体として環境中に存在し、それぞれの毒性の強さが異なるため、混合物の毒性としては、各類似化合物の量にそれぞれの毒性(最も毒性が強いとされる2,3,7,8-TCDDの毒性を1とし、その相対値として表した係数)を乗じた値を合計した毒性等量(TEQ)として表す。毒性等量
(TEQ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/15 16:06 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動毒性等量(どくせいとうりょう、TEQ (Toxicity Equivalency Quantity または Toxic Equivalents の略))とは、異性体によって毒性の異なるダイオキシン類の毒性を 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン (2,3,7,8-TCDD) に置き換えて示すものである。
概要
ダイオキシン類は異性体によって毒性が異なるため、測定値そのままでは毒性の評価をすることが出来ない。
そのため、もっとも研究が進んでいる 2,3,7,8-TCDD(2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン)の毒性を1とした係数(毒性等価係数、TEF (Toxicity Equivalency Factors))を実測濃度に掛けた数値の合計を毒性等量という。
毒性等量の数値だけでなく、各異性体の量や割合を観察することによって汚染原因を突き止めることができる場合もある。
関連項目
外部リンク
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