サミュエル・ブロダー
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サミュエル・ブロダー(Samuel Broder、1945年2月24日 - )は、アメリカ合衆国の医師(内科医、腫瘍医)、医学者。
経歴
ミシガン州デトロイト出身。両親はナチス・ドイツからの迫害避けてアメリカに移住したユダヤ系であった。1970年にミシガン大学からMDを取得した。2年間スタンフォード大学病院で研修医となり、1972年からは国立がん研究所(NCI)で臨床研究員として勤務し、1989年から1994年までNCI所長を務めた。1998年にはセレラに移籍し、最高医学責任者兼執行副社長を務めた。
ロバート・ギャロから提供されたHIV株を利用してエイズ研究を開始し、バローズ・ウェルカム(現グラクソ・スミスクライン)社が当初は抗がん剤として開発していたジドブジン(AZT)を、1980年代にエイズに対する最初の有効な薬剤として開発し、後発薬の「ddI (en:Didanosine)」、「ddC (en:Zalcitabine)」の開発にも携わった。
1992年レオポルド・グリフエル賞受賞。
参考文献
- ナターリア・ホルト「完治 HIVに勝利した二人のベルリン患者の物語」矢野真千子 訳、岩波書店 2015年
- Samuel Broder, M.D.
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