マーク・カーニー
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マーク・カーニー
Mark Carney
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2026年
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| 生年月日 | 1965年3月16日(61歳) |
| 出生地 | |
| 出身校 |
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| 前職 | 経済学者、銀行家 |
| 所属政党 | 自由党 |
| サイン | |
| 公式サイト | Meet Mark Carney |
| 在任期間 | 2025年3月14日 - 現職 |
| 選挙区 | ネピアン |
| 当選回数 | 1回 |
| 在任期間 | 2025年4月28日 - 現職 |
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その他の職歴
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| (2025年3月9日 - 現職) |
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| (2013年7月1日 - 2020年3月15日) |
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| (2008年2月1日 - 2013年6月30日) |
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マーク・ジョセフ・カーニー(Mark Joseph Carney, 1965年3月16日 - )は、カナダの経済学者、銀行家、政治家。第30代カナダ首相、第14代カナダ自由党党首、庶民院議員(1期)。
第120代イングランド銀行総裁、第2代金融安定理事会議長、第8代カナダ銀行総裁、国際連合気候変動・金融問題担当特使を歴任した。
経歴
1965年、ノースウエスト準州フォートスミスで、地元の高校で校長をつとめていた父ロバート と元小学校教師の母ヴァーリー・マーガレットの間に次男として誕生。兄弟は兄と弟、妹の4人。1971年、父親がアルバータ大学の教育史教授に就いたことで家族はアルバータ州エドモントンへと転居した。
1988年、ハーバード大学で経済学学士号を取得。次いでオックスフォード大学セント・ピーターズ・カレッジおよびナフィールド・カレッジに学び、1993年に経済学修士号、1995年には経済学博士号を取得し[1][2]、卒業後ゴールドマン・サックスに入社した[3]。ロンドン、東京、ニューヨーク、トロントのオフィスを渡り歩き13年勤務する間、様々な部門で要職に就き、順調にキャリアを積んだ。特にロシア財政危機が起きた1998年は、アパルトヘイト後の南アフリカ新興債券市場への投機的業務に関わっており、ひたすら仕事に没頭していた[4]。
2003年にカナダ中央銀行の副総裁に任命され、2004年にカナダ財務省の上級副大臣に就任した[5]。
2008年2月1日、カナダ銀行総裁に7年間の任期で任命された[6][7]。G8参加国の中央銀行総裁としては最年少での就任であった[8]。2011年には金融安定理事会議長に就任。
2012年11月26日に、公募によりイングランド銀行の総裁に選ばれた。2013年6月にカナダ銀行総裁を退任し、7月1日にマーヴィン・キングの跡を継いでイングランド銀行総裁に就任、300年の同行の歴史の中で初めての外国人総裁となった[9]。通常、イングランド銀行総裁の任期は8年であるが、カーニーは任期を5年とし2018年に退任する意向を示した。2020年3月まで
2019年12月1日、国連事務総長のアントニオ・グテーレスより、マイケル・ブルームバーグの後任として国連気候変動・金融問題担当特使に任命された[10][11]。2020年1月、首相のボリス・ジョンソンによって、グラスゴーで行われる第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)の金融顧問に任命された[12][13]。同会議は、当初2020年11月に開催予定であったが、後に2021年11月に延期された[14]。
2020年10月、カナダの投資会社ブルックフィールド・アセット・マネジメント(現:ブルックフィールド・コーポレーション)に入社し、ESGおよびインパクト投資戦略部門を統括する副社長に就任した[15][16]。2021年2月にはフィンテック企業のストライプの取締役となった。
党首から首相へ
2025年1月6日にカナダ自由党党首で首相のジャスティン・トルドーが党首辞任を表明した際、後継を決める選挙に出馬の意向を表明[17]。3月9日の選挙で新党首に選出された[18]。
2025年3月14日、カナダ首相に就任した[19]。閣僚や議員などの政治経験がない者がカナダ首相に就任するのは初めてのことであった[9]。
3月23日にはカナダ総督のメアリー・サイモンに庶民院の解散を要請、これにより4月28日に2025年カナダ総選挙が行われることになった。選挙の結果、自由党は政権維持に成功し、自由党政権は4期目に突入した。カーニー自身もオタワのネピアン選挙区から立候補し勝利、庶民院議員に初当選した。オタワの選挙区から選出された議員が首相になるのは1880年代のジョン・A・マクドナルド以来であった。
首相就任後
2025年5月6日、首相就任後初めてアメリカ合衆国を公式訪問し、ホワイトハウスで大統領のドナルド・トランプと会談した。当時トランプは、カナダをアメリカの51番目の州にすると発言しており、反発していたカーニーとの間で口論に発展する可能性が懸念されていたが、カーニーはトランプの機嫌を損ねない程度に釘を刺すことに成功した[20]。
その後、アメリカは諸外国に対して、輸入品の関税の引き上げを国別に通告、カナダからアメリカへの輸出品には合計35 %の高率の関税が課せられることになった。2025年10月7日、カーニーは再度ホワイトハウスを訪問、トランプとの会談で関税引き下げの打開策を探ったものの、合意には至らなかった[21]。しかし、これと同時期にカナダのオンタリオ州政府は、アメリカ政府の姿勢を暗に非難するCMを公開したことから、トランプは激怒し貿易交渉の打ち切りを宣言した[22]。同月末、カーニーはアジア太平洋経済協力会議(APEC)のために韓国を訪問。同じく韓国を訪問していたトランプに面会する機会を得て謝罪した[23]。
政策・主張
富の不平等
2016年12月、リヴァプール・ジョン・ムーア大学で行われた公開講義(ロスコー・レクチャー)において、カーニーは、「すさまじい富の不平等」という社会的なリスクについて次のように警告した。
アメリカ人の1%である最富裕層が保有する富の割合は、1990年の25%から2012年の40%へと増加している……グローバルに見ると、世界の1%である最富裕層が持つ富の持分としては、2000年の3分の1から2010年の2分の1へと増大している[24]
ブレグジット
カーニーはイングランド銀行総裁時代、ブレグジットはイギリス経済に悪影響を及ぼすことが見込まれるとして、複数回にわたって警告を行った。そのため、イギリスの欧州連合離脱に関する国民投票に当たってEU残留を支持する発言をしたとして、ブレグジット支持派の活動家から同銀行の立場としては政治的に過ぎると非難された[25][26]。カーニーはこれに対し、このような問題に関して声を上げるのは同行にとっての義務であると回答した[27]。
家族
カーニーは、オックスフォード大学時代に知り合ったイギリス出身のダイアナ・フォックスと、博士論文を書き上げた1994年に結婚している。フォックスは第三世界の発展問題などに精通したエコノミストである。二人の間には4人の娘がおり、カーニーがイングランド銀行総裁になるまでは一家でオタワで暮らしていた[4]。
脚注
- ↑ “St Peter's College - Oxford University Alternative Prospectus” (英語). apply.oxfordsu.org. 2020年12月4日閲覧。
- ↑ Ottawa, Author Oxford University Society in (2020年12月1日). “Webinar with Mark Carney” (英語). Oxford University Society in Ottawa. 2020年12月4日閲覧。
- ↑ “Mark Carney named next Bank of Canada governor”. CBC News. 2007年10月4日. 2008年1月4日閲覧.
- 1 2 Scoffield, Heather (2008年1月26日). “Mark Carney takes up his mission”. The Globe and Mail. pp. B1, B4–85. 2008年1月29日閲覧.
- ↑ “トランプ政権に挑む「カナダ新首相」マーク・カーニーの人物像”. Forbes Japan (2025年3月11日). 2025年3月16日閲覧。
- ↑ Bank of Canada Press Release
- ↑ New Bank of Canada governor named
- ↑ Vieira, Paul (2007年10月4日). “Carney vaults over heir apparent for Bank of Canada top job”. National Post. 2011年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2008年1月4日閲覧.
- 1 2 「カナダ次期首相のカーニー氏、閣僚や議員など政治経験なし…「国境を守るという計画を実行に移す」」『読売新聞オンライン』読売新聞社、2025年3月10日。2026年9月20日閲覧。
- ↑ カーニー英中銀総裁、年俸1ドルで気候変動国連特使に-金融業界主導 ブルームバーグ
- ↑ Butler, Sarah (2019年12月1日). “UN appoints Mark Carney to help finance climate action goals”. The Guardian (イギリス英語). ISSN 0261-3077. 2019年12月3日閲覧.
- ↑ カーニー英中銀総裁、今年のCOP26でジョンソン首相の顧問に ロイター
- ↑ “U.K.’s Johnson Names Mark Carney as Finance Adviser for COP26”. Bloomberg (英語). 2020年1月16日. 2020年12月4日閲覧.
- ↑ “New dates agreed for COP26 United Nations Climate Change Conference”. gov.uk (2020年5月28日). 2020年12月4日閲覧。
- ↑ “Mark Carney joins Brookfield to lead firm's expansion into ESG funds”. BNN Bloomberg.
- ↑ “Mark Carney, ex-head of Bank of Canada and Bank of England, joins Brookfield Asset Management”. CBC News.
- ↑ 「カーニー氏、カナダ自由党党首選への出馬検討-トルドー氏辞意表明で」『bloomberg.co.jp』(ブルームバーグ)2025年1月7日。2025年1月7日閲覧。
- ↑ 「カナダ与党党首選、カーニー氏が勝利-次期首相に就任へ」『bloomberg.co.jp』(ブルームバーグ)2025年3月10日。2025年3月10日閲覧。
- ↑ “Mark Carney sworn in as Canada’s PM after Trudeau steps down”. CNN World. 2025年3月14日. 2025年3月15日閲覧.
- ↑ 「米カナダ首脳会談、友好的だったとトランプ氏 カーニー氏がけん制する場面も」『BBCニュース』2025年5月7日。2025年11月1日閲覧。
- ↑ 「トランプ米大統領、カナダ首相と首脳会談 関税引き下げ合意できず」『日本経済新聞』2025年10月8日。2025年11月1日閲覧。
- ↑ 「トランプ氏、カナダとの貿易交渉打ち切りを表明 反関税の広告理由に」CNN、2025年10月24日。2025年10月25日閲覧。
- ↑ “カナダ首相、反関税広告巡りトランプ氏に謝罪-交渉再開は見通せず”. ブルームバーグ (2025年11月1日). 2025年11月1日閲覧。
- ↑ Speech given by Mark Carney, Governor of the Bank of England (2016年12月5日). “The Spectre of Monetarism”. Bank of England/Liverpool John Moores University. 2017年6月10日閲覧。
- ↑ “Mark Carney: EU exit is 'biggest domestic risk'”. BBC News. 2016年3月8日. 2016年5月13日閲覧.
- ↑ “Brexit vote may spark recession, Mark Carney warns”. BBC News. 2016年5月12日. 2016年5月13日閲覧.
- ↑ “UK Bank governor Carney says is 'duty' to speak of Brexit risks”. BBC News. 2016年4月19日. 2016年5月13日閲覧.
外部リンク
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カナダ自由党党首 第19代:2025年 - |
現職 |
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