積分幾何学(英語版)(もしくは幾何学的確率論)において、ハドヴィガーの定理(ハドヴィガーのていり、英: Hadwiger's theorem)は Rn における凸体(英語版)への付値 (測度論)(英語版)の特徴付けをする定理である。ヒューゴ・ハドヴィガー(英語版)によって証明された。
導入
付値
Kn を、Rn における全てのコンパクト凸集合の集まりとする。
付値とは、関数 v:Kn → R であって、 v(∅) = 0 かつ、S∪T∈Kn である任意の S,T ∈Kn に対し
-
n = 2 のとき、凸多角形に対するシュタイナーの公式を図解したもの。多角形
K と一定半径の円板
B の
t 倍との
ミンコフスキー和(英語版)の面積は、次の3種の図形の面積の合計で求められる:(1) 元の多角形(黄色)、(2) 面積が多角形の周長および
t に比例する図形(青紫色)、(3) 面積が円板の面積および
t の2乗に比例する図形(緑色)。