Gubbioとは? わかりやすく解説

グッビオ【Gubbio】

読み方:ぐっびお

イタリア中部ウンブリア州の町。インジノ山の中腹位置し、カミニャーノ川とカバレッロ川が流れる。エトルリア人築いた町に起源し、古代ローマ時代劇場遺跡がある。また、ウンブリ語、エトルリア文字ラテン語刻まれた7青銅板が出土したことでも知られる12世紀自治都市となり、13世紀毛織物業栄えた城壁囲まれ旧市街には、サンフランチェスコ教会大聖堂ドゥカーレ宮殿、バルジェッロ宮殿はじめとする13世紀から14世紀にかけての歴史的建造物がある。

グッビオの画像
サンフランチェスコ教会撮影・Friar's Balsam http://os7.biz/u/v1ST6

Gubbio

名前 グッビオ

グッビオ

(Gubbio から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 03:16 UTC 版)

グッビオ
Gubbio
行政
イタリア
ウンブリア
県/大都市 ペルージャ
CAP(郵便番号) 06024, 06020
市外局番 075
ISTATコード 054024
識別コード E256
分離集落 #分離集落参照
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 2 (sismicità media)
気候分類 zona E, 2357 GG
公式サイト リンク
人口
人口 31736 [1](2018-01-01)
人口密度 60.4 人/km2
文化
住民の呼称 eugubini
守護聖人 Sant'Ubaldo
祝祭日 5月16日
地理
座標 北緯43度21分0秒 東経12度34分0秒 / 北緯43.35000度 東経12.56667度 / 43.35000; 12.56667座標: 北緯43度21分0秒 東経12度34分0秒 / 北緯43.35000度 東経12.56667度 / 43.35000; 12.56667
標高 522 (244 - 1020)[2] m
面積 525.08 [3] km2
グッビオの位置

ペルージャ県におけるコムーネの領域
ポータル イタリア
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グッビオイタリア語: Gubbio)は、イタリア共和国ウンブリア州ペルージャ県にある、人口約3万2000人の基礎自治体コムーネ)。

概要

グッビオはペルージャの北東、インジノ山の斜面に位置する[4][5]

中生代末の大量絶滅に関し、1977年にこの地域近傍で見られる「魚粘土」と呼ばれる地層の中から高濃度のイリジウムを含む粘土層(K-T境界)がウォルター・アルヴァレスにより発見され、隕石落下を原因とする仮説が提唱されるきっかけとなったことでも知られる。経緯およびこの説の詳細については、K-T境界およびチクシュルーブ・クレーターの項を参照されたい。

古代においてグッビオはウンブリアの中心都市であり、ラテン語ではイグウィウム(Iguvium)、中世ラテン語ではエウグビウム(Eugubium)と呼ばれた[4]。中世では重要な都市であり、1387年にはウルビーノ公国モンテフェルトロ家支配下にはいった[4]。この時代のグッビオはマヨリカ焼きの主要な産地として知られた[4]。1624年からは教皇領となった[4]

数多くの歴史的な石造建築物が残る[5]。もっとも有名なものとして1332-1346年に建てられたゴシック建築の建物であるコンソリ宮 (Palazzo dei Consoliがある[4]

毎年5月15日には町の守護聖人である聖ウバルド (Ubaldの祭りである「ろうそく祭り」 (Festa dei Ceriが開かれる[5]

冬場、街に面したインジノ山の山腹に電飾を使って描かれるクリスマスツリー (Mount Ingino Christmas Treeは、高さは約650メートル、幅は350メートルの大きさで、2021年現在、ギネスブックに世界最大のクリスマスツリーとして登録されている[6][5]

小惑星(4860) Gubbioはグッビオに因んで命名された[7]

地理

位置・広がり

隣接コムーネ

隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のPUはペーザロ・エ・ウルビーノ県所属を示す。

行政

分離集落

グッビオには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。

  • Belardello, Bellugello, Belvedere, Birello, Biscina, Borgo Torre, Branca, Caibelli, Caicambiucci, Caimariotti, Caisabatini, Camporeggiano, Canalecce, Carbonesca, Carestello, Carpiano, Casacce, Casamorcia, Casanova di Torre, Case Colle, Case Fontarcano, Case Mocaiana, Case Monteleto, Case Santa Maria Maddalena, Case Sant'Erasmo, Case Vignoli, Cima San Benedetto, Cipolleto, Colombara, Colonnata, Colpalombo, Corraduccio, Decima, Febino Casacce, Ferratelle, Fontanelle, Fonte Cese, Fonte della Salsa, Ghigiano, Goregge, Intonacato Basso, Lastreto, Le Trosciacce, Loreto Basso, Madonna del Ponte, Mengara, Mocaiana, Molino di Camporeggiano, Montanaldo, Monteleto, Montelovesco, Monteluiano, Morena, Murcie, Nerbisci, Nogna, Padule, Padule - San Marco, Palazzaccio, Petazzano, Petroia, Piaggiola, Pian Grande, Piccola Piaggiola, Pieve di Agnano, Pisciano, Ponte D'Assi, Raggio, Raggioli, Ritirata, Salia, Salia Parrocchia, San Bartolo, San Bartolomeo, San Bartolomeo di Burano, San Benedetto Vecchio, Santa Maria di Burano, San Cristoforo Basso, San Marco, San Martino in Colle, Santa Cristina, Santa Margherita di Burano, Sant'Ubaldo, San Vittorino, Scritto, Semonte, Semonte Castello, Serrabrunamonti, Sorbo, Spaccio Monteluiano, Spada, Stazione di Camporeggiano, Stazione di Padule, Torre Calzolari, Torre dell'Olmo, Troppola, Valderchia, Valdichiascio, Vallingegno, Venata, Vignoli, Villamagna, Zangolo, Zappacenere

スポーツ

サッカー

プロサッカークラブであるASグッビオ1910の本拠である。2017-18シーズンはセリエC(3部リーグ)に属している。

姉妹都市

脚注

関連項目

外部リンク



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