Fused deposition modelingとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Fused deposition modelingの意味・解説 

熱溶解積層法

(Fused deposition modeling から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 07:25 UTC 版)

熱溶解積層法

熱溶解積層法(ねつようかいせきそうほう、: fused deposition modeling、FDM)は、1980年代後半に米国 ストラタシス社のスコット・クランプによって開発されたラピッドプロトタイピング3Dプリンタにおける造形方式の一つ。

1990年に商品化され、商標についてはストラタシス社が保持しているが特許権は2009年に基本特許の保護期間が終了した[1]

原理

熱可塑性樹脂のフィラメントを高温で溶かし、積層させることで立体形状を作成する。

樹脂スプールを造形ヘッド内のプーリーで押出し、その先のヒーター樹脂を溶解しながら、押出された樹脂を造形テーブルに押し付けるように積層を行う。

原理としては溶かした樹脂を積層するだけの非常にシンプルなものだが、熱可塑性樹脂により収縮率・線膨張率・溶解温度などの諸条件が違ううえ、 型を使用しない方式のため作成する形状により前記条件が大きく変わってくる事もあり、実際にはこの方式で立体物を作成するには多大なノウハウと条件データが必要になる。

特徴

ラピッドプロトタイピング3Dプリンタの造形方式の中では唯一、本物の熱可塑性樹脂が使用できる。

積層による作成のため、成形品とまったく同じ物性を得ることはできないが近い物性を得ることは可能であるため、作成物の用途は非常に広い。

脚注

参考文献

  • Terry Wohlers (2010) 『Wohlers Report 2010』、Wohlers Associates, Inc.



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Fused deposition modeling」の関連用語

1
FDM法 デジタル大辞泉
100% |||||

2
熱溶解積層法 デジタル大辞泉
76% |||||

3
38% |||||

4
16% |||||



Fused deposition modelingのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Fused deposition modelingのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの熱溶解積層法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS