フォワード・オブザベーションズ・グループとは? わかりやすく解説

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フォワード・オブザベーションズ・グループ

(Forward Observations Group から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/11 02:07 UTC 版)

Forward Observations Group
種類 ミリタリー・ブランド
主要使用国 アメリカ合衆国
ウクライナ
代表者 デリック・ベイルズ
ウェブサイト http://www.forwardobservations.com
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FOGを揶揄するワグネル・グループのミリタリーパッチ。FOGのパッチの象徴である悪魔がハンマーや砲弾で殺害されている。

フォワード・オブザベーションズ・グループ(Forward Observations Group,FOG)は元アメリカ陸軍兵士のデリック・ベイルズによって設立されたミリタリーライフスタイルブランド[1][2]であり、タクティカルギアやブランドアクセサリーを販売し、Instagram[3]YouTube[4]のチャンネルを運営している。

このグループのメンバーはウクライナイラクシリアを訪れ、現地の戦闘員とつながりを築き、近年ではロシアのウクライナ侵攻シリア内戦の写真や動画を撮影していることで知られる。

ロシアによるウクライナ侵攻への対応

FOGはユーロマイダン以降のロシア軍による軍事介入(ドンバス戦争および2022年以降の侵攻)が起こるウクライナでの活動が特に知られており、戦場レポートやウクライナ兵や外国人義勇兵のための医療用品、機器、資金の調達を行っている[5]

2021年5月、Vice Newsはベイルズ他FOGメンバーが保有するSNSアカウントがアゾフ大隊のメンバーを称賛しメンバーが戦闘に参加しているかのような写真等を複数投稿していることで「ナチズムを賛同する傭兵活動ではないか」という反応を受けたと報じた。これに対しベイルズはVice側に「アゾフはナチス的な組織ではなく、我々も戦闘には参加せずインタビューをしただけである」と釈明していた[1]

2022年3月11日、ロシア外務省は「ウクライナにおける化学兵器所持の可能性を警告する」声明を発表し、米国の「諜報機関」と「ウクライナの過激派グループ」がロシアに責任を負わせるためにウクライナに対する化学兵器による偽旗攻撃を準備していると非難した[6][7] 。声明では特に、2021年12月に「ウクライナの過激派が外国の刻印のある200リットルの金属製の樽をドネツク地域に運び込んだ。荷降ろしの際、ウクライナ兵4人が重度の化学火傷と中毒を負った。危険物貨物の配送と保管の全体的な調整は、アメリカのネバダ州に拠点を置く民間軍事会社であるフォワード・オブザベーションズ・グループの従業員によって行われた」と主張した。

ロシアの声明はこれらの主張を裏付ける証拠を提示しておらず、ベイルズと米国務省はこれを否定し、国務省はこれらの主張を「ばかげている」とし、「『クレムリンによってでっち上げられる可能性がある』と警告した偽りの口実」だと述べた[2]

物品販売

2017年、FOGは「ロール1・トラウマポーチ」という戦闘での緊急時、ボディーアーマーを着用した状態でも容易に応急処置用具を取り出せる吊り下げ型ポーチを開発している[8]

その他、衣料品やミリタリーパッチなどのグッズも販売している。

脚注

  1. ^ a b Makuch, Ben (2021年5月14日). “Ex-US Soldier Turned Influencer Criticized for Ukraine War Trip With Neo-Nazi” (英語). Vice. 2024年4月5日閲覧。
  2. ^ a b Ling, Justin (2024年4月16日). “Moscow Turns U.S. Volunteers Into New Bogeyman in Ukraine” (英語). Foreign Policy. 2024年4月5日閲覧。
  3. ^ Instagram”. www.instagram.com. 2024年4月5日閲覧。
  4. ^ Forward Observations - YouTube”. www.youtube.com. 2024年4月5日閲覧。
  5. ^ Ling, Justin (2024年4月16日). “Moscow Turns U.S. Volunteers Into New Bogeyman in Ukraine” (英語). Foreign Policy. 2024年4月5日閲覧。
  6. ^ Compendium of correspondence shared by States Parties on Ukraine”. Organization for the Prohibition of Chemical Weapons. 2024年4月5日閲覧。
  7. ^ Ukrainian radicals plotted to use toxic chemicals to stage provocations — Russia’s MFA”. TASS. 2024年4月5日閲覧。
  8. ^ Roll 1™ Trauma Pouch” (英語). Forward Observations Group. 2024年4月5日閲覧。

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