ジフチンシンターゼとは? わかりやすく解説

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ジフチンシンターゼ

(Diphthine synthase から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/02/02 13:35 UTC 版)

ジフチンシンターゼ
識別子
EC番号 2.1.1.98
CAS登録番号 114514-25-9
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBe PDBsum
遺伝子オントロジー AmiGO / EGO

ジフチンシンターゼ (Diphthine synthase、EC 2.1.1.98) は、以下の化学反応触媒する酵素である。

S-アデノシル-L-メチオニン + 2-(3-カルボキシ-3-アミノプロピル)-L-ヒスチジン ⇌ S-アデノシル-L-ホモシステイン + 2-[3-カルボキシ-3-(メチルアンモニオ)プロピル]-L-ヒスチジン

従って、基質はS-アデノシルメチオニンと2-(3-カルボキシ-3-アミノプロピル)-L-ヒスチジンの2つ、生成物はS-アデノシル-L-ホモシステインと[[2-[3-カルボキシ-3-(メチルアンモニオ)プロピル]-L-ヒスチジン]]の2つである。

この酵素は異性化酵素、特にメチル基を転移させるメチルトランスフェラーゼに分類される。系統名は、S-アデノシル-L-メチオニン:2-(3-カルボキシ-3-アミノプロピル)-L-ヒスチジンメチルトランスフェラーゼ (S-adenosyl-L-methionine:2-(3-carboxy-3-aminopropyl)-L-histidine methyltransferase) である。

構造

2007年末現在で、84個の構造が解かれている。蛋白質構造データバンクのコードは、1VCE1VHV1WDE1WNG2DEK2DSG2DSH2DSI2DV32DV42DV52DV72DXV2DXW2DXX2E072E082E152E162E172E4N2E4R2E7R2E8H2E8Q2E8R2E8S2ED32ED52EEQ2EGB2EGL2EGS2EH22EH42EH52EHC2EHL2EJJ2EJK2EJZ2EK22EK32EK42EK72EKA2EL02EL12EL22EL32ELD2ELE2EMR2EMU2EN52ENI2HR82HUQ2HUT2HUV2HUX2OWF2OWG2OWK2OWU2OWV2P2X2P5C2P5F2P6D2P6I2P6K2P6L2P9D2PB42PB52PB62PCA2PCG2PCH2PCI2PCK2PCM2Z6Rである。

出典

  • Chen JY, Bodley JW (1988). "Biosynthesis of diphthamide in Saccharomyces cerevisiae. Partial purification and characterization of a specific S-adenosylmethionine:elongation factor 2 methyltransferase". J. Biol. Chem. 263 (24): 11692–6. PMID 3042777. 
  • Moehring JM, Moehring TJ (1988). "The post-translational trimethylation of diphthamide studied in vitro". J. Biol. Chem. 263 (8): 3840–4. PMID 3346227. 



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