暗渠集電方式とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 暗渠集電方式の意味・解説 

暗渠集電方式

(Conduit current collection から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 08:21 UTC 版)

暗渠集電方式で走行していたワシントンD.C.の路面電車(1939年撮影)

暗渠集電方式(あんきょしゅうでんほうしき Conduit current collection)または地中第三軌条方式(ちちゅうだいさんきじょうほうしき)とは路面電車地表集電方式の一種。

概要

軌道と集電用の「スロット」(軌道中央部)が残るジョージタウン (ワシントンD.C.)の街路

架線給電とは異なり、景観を損ねないので主に都市部で使用されてきた。給電用の第三軌条を地中に埋め込んだ方式で路面中央に幅・深さ60cmくらいの暗渠を掘り、内部に第三軌条を設置して敷石で蓋をする構造でロンドンワシントンDCマンハッタン島ボルドー等の都市で使用された[1]。設備の点検、補修に手間がかかり、平野部では雨天時の排水が流れ込むため排水設備が必須で次第に架線方式に置き換わった[2]

脚注

  1. ^ アメリカ路面電車衰亡史”. 2017年1月1日閲覧。
  2. ^ 架線なし集電システム”. 2017年1月1日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「暗渠集電方式」の関連用語

暗渠集電方式のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



暗渠集電方式のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの暗渠集電方式 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS