触媒サイクル
(Catalytic cycle から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2013/08/31 13:11 UTC 版)
触媒サイクル (しょくばいサイクル、catalytic cycle) は化学分野で現れる用語であり、触媒が関与する多段階からなる反応機構を表す[1]。生化学、有機金属化学、物質科学などにおいて触媒の役割を説明するとき、触媒サイクルがよくつかわれる。触媒サイクルにはしばしばプレ触媒 (precatalyst) の触媒への変換が現れる。触媒は再生産されるものなので、触媒サイクルはたいてい一連の化学反応のループとして書かれる。そのようなループでは、第一段階には必ず反応物と触媒の結合が伴い、最終段階には生成物と触媒の分離が伴う。モンサント法、ワッカー法、ヘック反応などは触媒サイクルを用いて説明される。
- ^ Kinetics of catalytic reactions 2005 M. Albert Vannice
[続きの解説]
「触媒サイクル」の続きの解説一覧
- 1 触媒サイクルとは
- 2 触媒サイクルの概要
- Catalytic cycleのページへのリンク
