Carmichael numberとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Carmichael numberの意味・解説 

カーマイケル数

(Carmichael number から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/23 09:27 UTC 版)

カーマイケル数(カーマイケルすう、英語: Carmichael number)とは、自身と互いに素である任意のフェルマーテストを通過する合成数である。アメリカの数学者ロバート・ダニエル・カーマイケルにちなんでこう呼ばれる。また、絶対擬素数(英: absolute pseudoprimes)とも呼ばれる。

概要

確率的素数判定法の一つであるフェルマーテストにおいて、素数ではないにもかかわらず確率的素数であると判定される数を擬素数と呼ぶ。擬素数であるかどうかはフェルマーテストの底ごとに定まり、ある底で擬素数であっても他の底で擬素数であるとは限らない。そのため、複数の底でフェルマーテストを行うことで、素数であることの信頼性を高めることができる。しかしながら、それ自身と互いに素である全ての底においてフェルマーテストを通過してしまう擬素数が存在し、それらはカーマイケル数と呼ばれる。すなわち、合成数 n がカーマイケル数であるとは、自身と互いに素である任意の自然数 a に対し、

を満たすことをいう。

カーマイケル数は小さい方から

561, 1105, 1729, 2465, 2821, 6601, 8911, …(オンライン整数列大辞典の数列 A2997

であり、無数に存在することが知られている。ただし、n が大きくなるにつれてカーマイケル数は極めて稀になっていく。例えば、1 から 1021 の間には 20,138,200 個のカーマイケル数があるが[1]、これはおよそ 5×1013個にひとつの割合である。

特徴

カーマイケル数 n は、その全ての素因子 p に対して p − 1 が n − 1 を割り切るという特徴を持つ。例えば2821を例に取ると、

2821 = 7 × 13 × 31

2821 − 1 = 2820 = (7 − 1) × 470 = (13 − 1) × 235 = (31 − 1) × 94

である。逆に、この性質を持ち、平方因子を持たない合成数はカーマイケル数である。カーマイケル数は、少なくとも3個以上の異なる素数の積である。

フェルマーテストでは確率的素数と誤判定されるカーマイケル数であるが、フェルマーテストの改善版であるミラー-ラビン素数判定法では、ひとつの底に対する誤判定の確率は 1/4 以下となる。

脚注

  1. ^ Richard Pinch, "The Carmichael numbers up to 1021", May 2007.

関連項目

外部リンク


「Carmichael number」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Carmichael number」の関連用語

Carmichael numberのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Carmichael numberのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカーマイケル数 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2026 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2026 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2026 GRAS Group, Inc.RSS