アネミック・シネマ
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『アネミック・シネマ』(Anémic Cinéma)は、マルセル・デュシャンが1926年に制作した、ダダイスム的とも、シュルレアリスム的とも評される実験映画。映画には、デュシャンが「ロトレリーフ」と呼んだ、回転する映像が映し出され、ときおり、フランス語による地口、駄洒落が盛り込まれた文がやはり回転する円盤に乗って映し出される。デュシャンはこの映画に、オルター・エゴ(別人格名)であるローズ・セラヴィ(Rrose Sélavy)として署名した。
- ^ サイレント黄金時代(15)???~アヴァン=ギャルド映画~
- ^ Calvin Tomkins, Duchamp: A Biography (1996), pages 301-303.
- ^ 宮内裕美「マルセル・デュシャン《アネミック・シネマ》(1925-26)における身体性とセクシュアリティ―動く文字をめぐって ―」(PDF)『F-GENSジャーナル』第10号、お茶の水女子大学21世紀COEプログラムジェンダー研究のフロンティア、東京、2008年3月、198-205頁、NAID 120000857859、2010年12月24日閲覧。
- 1 アネミック・シネマとは
- 2 アネミック・シネマの概要
- 3 関連項目
固有名詞の分類
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