AMPA受容体
神経細胞におけるグルタミン酸受容体の一種。主に興奮性神経に存在する受容体であり、疼痛、てんかん、神経変性疾患などに影響を与えると考えられている。
グルタミン酸受容体はAMPA受容体を含めて3つのタイプに分類されている。AMPA受容体のほかにはNMDA受容体、カイニン酸受容体がある。
製薬会社のエーザイは、AMPA受容体に拮抗する新薬「ペランパネル」を開発しており、2011年12月には米国FDAに対して新薬承認申請を再提出したと発表している。「ペランパネル」はてんかんの部分発作に対する治療薬として用いられる予定である。
関連サイト:
AMPA受容体拮抗剤「ペランパネル(E2007)」の新薬承認申請を米国FDAに再提出 - エーザイ株式会社 プレスリリース 2011年12月26日
AMPA型グルタミン酸受容体
(AMPA receptor から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/15 05:54 UTC 版)
AMPA型グルタミン酸受容体(-がたーさんじゅようたい)はグルタミン酸受容体の一種。人工アミノ酸であるAMPA(α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メソオキサゾール-4-プロピオン酸)を選択的に受容することから名づけられた。中枢神経系に広く分布し、記憶や学習に大きく関与する。他の主要なグルタミン酸受容体であるNMDA受容体が通常不活性の性質を持つため、中枢神経系におけるグルタミン酸性の興奮性シナプス伝達は、普段主にこの受容体によって行われているといえる。
- ^ “AMPA受容体を阻害する新機序の抗てんかん薬”. 日経メディカル. (2016年4月8日) 2016年12月18日閲覧。
- 1 AMPA型グルタミン酸受容体とは
- 2 AMPA型グルタミン酸受容体の概要
- 3 概要
- 4 外部リンク
- AMPA receptorのページへのリンク