AFCカップ 2023/24 (英 : AFC Cup™ 2023/24 )は2004年に第1回大会が開催されて以来、19回目のAFCカップ である)。アジアサッカー連盟 (AFC) 主催。
2024/25年シーズンよりAFCのクラブコンペティション(AFCチャンピオンズリーグ ・AFCカップ)が3階層に再編されることが決定した[ 1] ため、現行のAFCカップとしては最後の大会となる予定。
出場枠
AFCカップ大会委員会は2017年より、参加国を西アジア ・中央アジア ・南アジア ・ASEAN ・東アジア の5地区に分け、西アジア以外の4地区の勝者と西アジア地区の勝者が優勝を争うフォーマットを導入し、本大会もこの方式を採用する。47のAFC加盟協会は、AFC主催大会での過去4年間のクラブの成績に基づいてランク付けされ[ 2] 、大会参加要項(以下、「第◯条」とあるのは大会参加条項の条数を示す)に従って次の基準で割り当てられる[ 3] 。
地区の割り当て
出場枠の割り当て
ACLの出場チーム数割り当てにおける東西各地域の上位5協会を除き、他のすべての協会にAFCカップに参加する資格が与えられる。
ACL西地区・東地区のそれぞれ6位、11位及び12位にランクされた協会(ACLプレーオフ参加枠1が与えられる)からACLプレーオフに参加し敗退したチームには、AFCカップグループステージへの出場権が割り当てられ(第3.2条)、以下の取り扱いが適用される。
ACL西地区・東地区のそれぞれ6位にランクされている協会は、AFCカップグループステージ出場権を1つ割り当てられるが、AFCカップの出場枠割り当てに関しては各地区でのランク付けの対象とならない(第5.3条)。
当該協会のチームがACLプレーオフに勝利しグループステージに進出した場合、AFCカップのグループステージの出場枠は、各協会ごとの補欠チームがいる場合は、そのチームによって埋められる(第5.12条)。
上記のルールは、国内大会で出場権を獲得できなかった場合に前回勝者としての大会出場権を行使する前回ACL勝者(ACLプレーオフ出場権獲得済み)と前回AFCカップ勝者には適用されない。
西アジア地区とASEAN地区では、地区ごとに3つのグループがあり、合計9つのグループステージ出場枠が含まれ、残りの3つの出場枠をプレーオフで争う(第5.2条)。各地区の出場枠は次のように割り当てられる。
1位から3位にランク付けされた協会には、それぞれ2つのグループステージ出場枠が割り当てられる。
4位から6位にランク付けされた協会は、それぞれ1つのグループステージ出場枠と1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
7位以下の協会はそれぞれ1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
いずれかの地区で西地区・東地区のそれぞれ6位にランクされている協会があり、AFCカップグループステージで1つのグループステージ出場枠が割り当てられている場合、地区のグループステージ出場枠が10に変更され、プレーオフによる出場枠が2に減じられる。
中央アジア地区、南アジア地区、および東アジア地区では、地区ごとに合計3つのグループステージ出場枠を含む1つのグループがあり、残りの1つの出場枠をプレーオフで争う(第5.2条)。各地区の出場枠は次のように割り当てられる。
1位から3位までの各協会には、それぞれ1つのグループステージ出場枠と1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
4位以下の協会はそれぞれ1つのプレーオフ出場枠が割り当てられる。
いずれかの地区で西地区・東地区のそれぞれ6位にランクされている協会があり、AFCカップグループステージで1つのグループステージ出場枠が割り当てられている場合、グループステージ出場枠が4に変更される。この場合、プレーオフからの参加協会の出場機会確保のため、当該地区に新たなグループが追加される(第5.4.1条)。
いずれかの地区でプレーオフからの参加協会が7以上となった場合、プレーオフからの参加協会の出場機会確保のため、当該地区に新たなグループが追加される(第5.4.2条)。
西アジア地区/ ASEAN地区
順位
直接 出場枠
プレーオフ 出場枠
備考
1
2
2
2
3
2
4
1
1
5
1
1
6
1
1
7
1
8
1
9
1
10
1
11
1
12
1
計
9
9
* ACL地区内順位6位の協会が存在する場合、該当協会にはグループステージ出場枠が一つ与えられプレーオフからのグループステージ出場枠は2つになる * 上記協会が存在しない場合、プレーオフからのグループステージ出場枠は3つになる
南アジア地区/中央アジア地区/ 東アジア地区
順位
直接 出場枠
プレーオフ 出場枠
備考
1
1
1
2
1
1
3
1
1
4
1
5
1
6
1
7
1
8
1
9
1
10
1
計
3
10
* ACL地区内順位6位の協会が存在する場合、該当協会にはグループステージ出場枠が一つ与えらる * 直接枠・プレーオフ出場枠の数によってグループ自体の数が増える場合がある
協会に割り当てられる出場枠の最大数
各協会の出場枠の最大数は、最上位ディビジョンのチーム数(参加資格を持たない外国チームを除く)の3分の1まで(第5.6条)。
各協会の出場枠は最大2枠(第5.6条)。
グループステージ出場枠を持つ協会が、AFCカップの出場基準を満たしていない場合
グループステージ出場枠で出場権を得たクラブがAFCカップの出場基準を満たしていない場合、そのグループステージ出場枠はプレーオフ出場枠に置き換えられる。放棄されたグループステージ出場枠は、次の基準に基づいて最も適格な協会に再配分される(第5.7条および第5.8条)。
各協会の出場枠(グループステージ出場枠・プレーオフ出場枠の合計)は最大2枠(第3.4条および第3.5条)。
当該協会に追加のグループステージ出場枠を割り当てた場合、プレーオフ出場枠1枠が無効になり、再配分されない。
プレーオフ出場権のみの協会が、AFCカップの出場基準を満たしていない場合
上記を含め、プレーオフ出場枠で出場権を得たクラブが、AFCカップの出場基準を満たしていない場合、プレーオフ出場枠は無効となり、再配分されない(第5.10条および第5.11条)。
協会の出場枠を満たすクラブ数が足らない場合
各協会の出場枠の最大数は、最上位ディビジョンのチーム数(参加資格を持たない外国チームを除く)の3分の1(第5.6条)。このルールが適用されて放棄されたグループステージ出場枠は上記と同じ基準で再配分され、プレーオフ出場枠は再配分されない(第9.10条)。
参加するすべてのチームは、AFCクラブライセンスを取得する必要があり、カップ戦で出場権を得たクラブ以外はリーグ戦の成績が上位半分以上である必要がある(第7.1条および第9.5条)。当該協会にこの基準を満たすチームがいない場合、グループステージ出場枠は上記と同じ基準で再配分され、プレーオフ出場枠は無効になり、再配分されない(第9.9条)。
AFCクラブライセンスを持つチームがAFCカップへの参加を拒否した場合、グループステージまたはプレーオフの出場枠は無効になり、再配分されない(第9.11条)。
協会ランキング
2023年のAFCカップでは、2021年11月24日に公開されたアソシエーションランキング [ 4] [ 5] に従って、協会ごとに出場枠が割り当てられる[ 6] [ 7] 。このランキングは2018年から2021年までのAFCチャンピオンズリーグとAFCカップでの成績に基づいてランク付けされたものである。
下記の出場枠配分はグループステージ抽選前の状況に基づく(抽選後のクラブ撤退は反映していない)。
AFCカップ2023への参加
参加
不参加
(N)本来の出場枠を示す。地区内のプレーオフ出場クラブ数によっては直接グループステージ出場に変更される
注記
^ AFCカップクラブライセンス (AFC) : これらの協会所属のクラブには、当大会あるいはAFCチャンピオンズリーグ2023/24 のクラブライセンスを取得できたクラブ[ 8] [ 9] がなかった。なお北朝鮮が保有していたグループステージ出場枠はモンゴルに再配分された(大会参加規定第5.8.2条)。
^ ベトナム (VIE) : ベトナムは、ACL2023の割り当てで東地区6位にランクされており、AFCカップグループステージ出場枠1を有している。ACLプレーオフに参加しているクラブがACLグループステージに進めなかった場合、そのクラブはAFCカップグループステージに入る。 逆に当該クラブがACLグループステージに進んだ場合、AFCカップグループステージの出場枠は、ベトナムに補欠クラブがいる場合は、そのクラブによって埋められる。
^ ヨルダン (JOR) : ヨルダンは、ACL2023の割り当てで西地区6位にランクされており、AFCカップグループステージ出場枠1を有している。ACLプレーオフに参加しているクラブがACLグループステージに進めなかった場合、そのクラブはAFCカップグループステージに入る。 逆に当該クラブがACLグループステージに進んだ場合、AFCカップグループステージの出場枠は、ヨルダンに補欠クラブがいる場合は、そのクラブによって埋められる。
注釈
Location of teams of the
AFCカップ2023/24 .
西アジア地区
中央アジア地区
南アジア地区
ASEAN地区
東アジア地区
(p) Qualifying play-off participants
日程
日程は以下の通り[ 11] 。
日付は特記なき限り2023年。
ステージ
マッチ
抽選日
西アジア地区
南アジア地区
中央アジア地区
ASEAN地区
東アジア地区
予選ステージ
1stレグ
抽選なし
8月1日 -2日
2ndレグ
8月8日 -9日
プレーオフステージ
1stレグ
8月15日 -16日
2ndレグ
8月22日 -23日
グループステージ
第1節
TBD
9月18日-19日
9月20日-21日
第2節
10月2日-3日
10月4日-5日
第3節
10月23日-24日
10月25日-26日
第4節
11月6日-7日
11月8日-9日
第5節
11月27日-28日
11月29日-30日
第6節
12月11日-12日
12月13日-14日
地区準決勝
シングル
-
2024年2月5日-6日
-
1stレグ
2024年2月12日-13日
-
2ndレグ
2024年2月19日-20日
-
地区決勝
シングル
TBD
-
2024年2月22日
-
1stレグ
2024年4月16日
2024年2月13日
2024年2月14日
-
2ndレグ
2024年4月23日
2024年2月20日
2024年2月21日
-
地区間準決勝
1stレグ
-
2024年3月6日-7日
2ndレグ
-
2024年3月13日-14日
地区間決勝
1stレグ
-
2024年4月17日
2ndレグ
-
2024年4月24日
決勝
シングル
2024年5月5日
予選プレーオフ
→詳細は「
AFCカップ2023/24 予選(英語版 ) 」を参照
西アジア地区プレーオフ
予選ラウンド1
予選ラウンド2
プレーオフラウンド
アル・イテハド
2
シャバブ・アル・ハリール(英語版 )
1
南アジア地区プレーオフ
中央アジア地区プレーオフ
ASEAN地区プレーオフ
東アジア地区プレーオフ
グループステージ
→詳細は「
AFCカップ2023/24 グループステージ(英語版 ) 」を参照
抽選は2023年8月24日にマレーシア ・クアラルンプール にあるAFCハウスにて行われた。その模様はAFCの公式YouTube チャンネルでライブ配信された[ 12] 。
複数グループが存在する地区(西アジア、ASEAN)ではAFCクラブコンペティションランキングと出場協会内でのシード順に基づいて4つのポットに振り分けられた。また、同じ協会から進出するチームが同じグループにならないように抽選された。
グループA
^ On 26 November 2023, Jabal Al-Mukaber announced their withdrawal from the competition due to the Israel war against Hamas.[ 13]
グループB
グループC
グループD
グループE
グループF
^ a b 直接対決の勝ち点: セブFC 4, シャン・ユナイテッド 1.
グループG
グループH
^ a b 直接対決の勝ち点: ハイフォン 4, PSMマカッサル 1.
グループI
^ a b 直接対決の得失点差: 台中Futuro +1, FCウランバートル –1.
西アジア地区2位チーム
西アジア地区ではグループAのみ3チームのためグループBとCの2位のチームについてはグループ4位のチームとの対戦戦績を除外する。
順
グ
チーム
試
勝
分
敗
得
失
差
点
出場権
1
A
アル・アヘド
4
2
0
2
5
5
0
6
西アジア地区準決勝
2
C
アル・ザウラー
4
1
2
1
5
5
0
5
3
B
アル・ワフダート
4
1
1
2
6
7
−1
4
出典:
AFC
順位の決定基準: 1) Points; 2) Goal difference; 3) Goals scored; 4) Disciplinary points; 5) Drawing of lots.
ASEAN地区2位チーム
順
グ
チーム
試
勝
分
敗
得
失
差
点
出場権
1
F
プノンペン・クラウン
6
4
0
2
15
7
+8
12
ASEAN地区準決勝
2
G
トレンガヌFC
6
3
3
0
10
6
+4
12
3
H
ハイフォン
6
3
1
2
13
9
+4
10
試合はTBD に開始予定. 出典:
AFC
順位の決定基準: 1) Points; 2) Goal difference; 3) Goals scored; 4) Disciplinary points; 5) Drawing of lots.
ノックアウトステージ
→詳細は「
AFCカップ2023/24 ノックアウトステージ(英語版 ) 」を参照
ノックアウトステージの抽選は2023年12月28日にマレーシア ・クアラルンプール にあるAFCハウスにて行われた[ 14] 。その模様はAFCの公式YouTube チャンネルでライブ配信された[ 15] 。
関連項目
脚注
注記
出典
外部リンク