120フィルムにおける特殊な送り方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 01:47 UTC 版)
「赤窓」の記事における「120フィルムにおける特殊な送り方」の解説
120フィルムは元々6×9cm判8枚撮りのフィルムであり、当初は枚数番号も6×9cm判用にしか印刷されていなかった。6×6判用の枚数番号が印刷されるようになったのは1933年頃であり、その前には装填時一駒目を出すためだけに使って後は決まった量を巻き上げ自動巻止めになるよう設計されたものや、また6×9cm判用の枚数番号を使用し他のフォーマットに流用するため特殊な送り方を指定した製品もある。特殊な送り方のカメラの場合、 6×4.5cm判カメラでは二つの赤窓があり「送出軸側の窓に1を表示する」 「巻取軸側の窓に1を表示する」 「送出軸側の窓に2を表示する」 「巻取軸側の窓に2を表示する」 「送出軸側の窓に3を表示する」 「巻取軸側の窓に3を表示する」 「送出軸側の窓に4を表示する」 「巻取軸側の窓に4を表示する」 「送出軸側の窓に5を表示する」 「巻取軸側の窓に5を表示する」 「送出軸側の窓に6を表示する」 「巻取軸側の窓に6を表示する」 「送出軸側の窓に7を表示する」 「巻取軸側の窓に7を表示する」 「送出軸側の窓に8を表示する」 「巻取軸側の窓に8を表示する」 で16枚を撮影する。 6×6cm判カメラでは三つの赤窓があり「送出軸側窓に1を表示する」 「巻取軸側窓に1を表示する」 「中央窓に2を表示する」 「送出軸側窓に3を表示する」 「巻取軸側窓に3を表示する」 「中央窓に4を表示する」 「送出軸側窓に5を表示する」 「巻取軸側窓に5を表示する」 「中央窓に6を表示する」 「送出軸側窓に7を表示する」 「巻取軸側窓に7を表示する」 「中央窓に8を表示する」 で12枚を撮影する。 また特殊なフォーマットのカメラも他の判用の番号を流用する場合があり、例えば富山製作所のカメラで6×12cm判は6×6cm判用の番号を使用し「2」「4」「6」「8」「10」「12」で6枚を撮影、6×17cm判は̟6×6cm判用の番号を使用し「3」「6」「9」「12」で4枚を撮影する。
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