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似絵

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 04:59 UTC 版)

似絵(にせえ)は、鎌倉時代から南北朝時代にかけて流行した大和絵系の肖像画を指す絵画用語。


  1. ^ 赤松俊秀によると、院政期以前において、天皇・摂関ら権力者の生前に肖像を描くことは政敵に呪詛成功の機会を提供する恐れがあったため、彼らは肖像制作に関心を示さなかったとされるが(「鎌倉文化」 『岩波講座日本歴史 第5』 岩波書店、1962年)、この説には反論もある(伊藤大輔 「似絵の描かれた場-いわゆる呪詛論を視野に」 『国華』第1274号、2001年)。
  2. ^ 玉葉』承安3年(1173年9月9日及び12月7日条。なお、『玉葉』の記主である九条兼実は、このことを「奇特」と評し、自分がそこに描かれなかったことは「第一之冥加也」としている。これは、当時の公卿にとって、自身の容貌を描かれることへの抵抗感がなお根強く残っていたことを物語るエピソードである。
  3. ^ 『吉記』承安4年(1174年9月22日条。
  4. ^ これを、品定めの手段、一種のブロマイドとして利用されたとする説がある。棚橋光男 『後白河法皇』 講談社学術文庫 ISBN 978-4061597778、69-70p


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