高木一惠とは? わかりやすく解説

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高木一惠

高木一惠の俳句

さすが象なり冬の蠅を連れ
たんぽぽの乳拭く何か拭き足らぬ
てのひらの春雪屍なら積もらむ
ぶらんこを漕ぐたび音す問ふごとし
コスモスや遊びのやうに支へ合ふ
ピノキオは未だ木の鼻小鳥来る
余震なほ倒木が抱く蝌蚪の水
兎飼ふ少女にある日野の兎
国生みの矛にもぐらの春の土
宵闇やわれより熱き犬の胸
径よぎる水の流れや春の闇
慈母なりし悲母なりしとも冬椿
折りとれば風の貌なり山辛夷
握手して魂よりもあたたかし
新米に麦すこし入れ仲良きかな
旧仮名は媚薬のごとし初御籤
歌掛けし柱や雨のほととぎす
母のくれし笑窪咲かせむ菊日和
永き日のミトコンドリア骨のなか
漁火へふつと涼しき乳房かな
火山噴く生まれなかつた馬の子に
爆心柱きみ渾身の新樹なり
白梅やわたしの夜風知つてゐる
白鳥守小田に鋤きこむ落し羽
短日や食べて働く若き母
秋刀魚ほどの守り刀も無く嫁しぬ
窓ふきロボット秋思の瞳ふき残す
終ひ湯にムーミンママが来る月夜
脱け殻は見えず噂のやまかがし
腕立てて伏せてぺしやんこ目借時
花冷えの真正面なり白ふくろふ
花恋や月夜自転車ふたり乗り
蓑虫に蓑虫下がる去年今年
観音はかやの木生まれ時雨聴く
計器振り切れし三月十一日
道元忌ただ傍らに坐りたし
遠花火母には別のパスワード
雄心のほのかに紅し袋角
靴ぬげば手児奈の素足かつしか野
鰹一本ノーネクタイの背広で来
 



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