高エネルギー衝突実験
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 20:16 UTC 版)
「シンクロトロン」の記事における「高エネルギー衝突実験」の解説
シンクロトロンは従来の線型加速器やサイクロトロンでは実現が困難な高エネルギーの粒子ビームを実現できる事から、素粒子実験等の高エネルギー物理学実験で広く用いられてきた。2007年現在で稼動している高エネルギー衝突実験用加速器はすべてシンクロトロンである。運転を終了したものも含め、代表的な高エネルギー実験用加速器としてはCERNのLEPおよびLHC、米国フェルミ研究所のテバトロン、米国ブルックヘブン国立研究所のRHIC、高エネルギー加速器研究機構のトリスタン/Bファクトリーなど。 ただし、電子シンクロトロンに関してはシンクロトロン放射が大きいため、より高エネルギーの加速器を設計する事が難しく、次世代の高エネルギー電子コライダーとして、大型の線型加速器を建設する事となった。 「国際リニアコライダー」も参照
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