風神アイオロスの娘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/04 03:33 UTC 版)
このカナケーはテュレーニアーの王アイオロスの娘で、兄弟のマカレウスと近親相姦の恋に落ちたとされる。この物語はエウリーピデースが悲劇『アイオロス』で上演し、その後、オウィディウスが『名婦の書簡』で取り上げ、ヒュギーヌスも断片的に触れている。それらによると、カナケーとマカレウスとの間に子供が生まれたが、赤子が泣いたためにアイオロスに見つかり、赤子は山に捨てられて狼に食わされる。カナケーはアイオロスが送ってきた剣で自殺し、マカレウスもまた自殺する。ヒュギーヌスは、カナケーがアイオロスによって殺されたとも述べている。
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