韻律音韻論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/06 01:12 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2009年8月)
( |
韻律音韻論(いんりつおんいんろん、英: Prosodic phonology)は音韻論の一分野で、モーラ、音節、韻脚、音韻語などの研究を対象とする。
概論
1980年代に、ブルースヘイズやElizabeth Selkirkなどが中心に提唱した韻律音韻論では、すべての発話は、発話(Utterance)、音韻句(phonological phrase)、音韻語(prosodic word)、韻脚(foot)、音節(syllable)、モーラ(mora)という階層に解析(parse)されるとする。それぞれのレベルがどのように形成されるのか、その原則に普遍性は存在するのか、などの研究が進んでいる。
また、このような表示(representation)を必要としないという主張もある。(例えば、Chomsky and Halle (1968)のThe Sound Pattern of Englishなどでも、音節は音韻理論に必要ないとされていた。)
音節の例
例えば、VCVという連鎖は、V.CVというように音節化され、VC.Vと音節化されることはない(第一母音が強勢を持っている場合は例外)。よって自然言語は、CV音節をVC音節よりも好む、という性質が見られる。
- 韻律音韻論のページへのリンク