開殼とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 開殼の意味・解説 

閉殻

(開殼 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/20 01:32 UTC 版)

閉殻 (へいかく、: closed shell)とは、原子最外殻に最大数の電子が入っている状態のことである。これとは反対に最外殻に最大数の電子が入っていない状態のことを開殻(かいかく、: open shell)と呼ぶ。また最外殻のすべての軌道が電子で満たされている場合以外にも、特定の方位量子数をもつ副電子殻が電子で満たされている場合についても用いることがある[1]

多くの原子において、閉殻の状態にあると安定となる。なお貴ガスの場合、閉殻の状態に無い、すなわち開殻であっても安定であるが、これは最外殻電子が8個であるためである。

関連項目

脚注

  1. ^ 大木道則、大沢利昭、田中元治 編『化学辞典』東京化学同人、1994年、1289頁。ISBN 978-4-8079-0411-2 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

開殼のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



開殼のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの閉殻 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS