長崎警察署襲撃事件とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > できごと > 事件・事故 > 事件・事故 > 日本の暴動事件 > 長崎警察署襲撃事件の意味・解説 

長崎警察署襲撃事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 14:23 UTC 版)

長崎警察署襲撃事件(ながさきけいさつしょしゅうげきじけん)とは、1946年(昭和21年)5月13日長崎県長崎市で発生した、在日朝鮮人・中国人による警察署襲撃事件。

事件の発端

長崎市西浜町の長崎自由市場では、物価統制令違反のヤミ物資が公然と販売され、それに並行して暴力行為も頻発していた。長崎県警察部では、これら不法事案の断固取締を決断し、検挙の準備を進めていた。

事件の概要

1946年5月13日午前10時30分、280人の警官隊が一斉取締を開始し、日本人150人、朝鮮人26人、中国人6人を検挙、長崎警察署に連行した。その直後、在日本朝鮮人連盟や中国人団体が長崎警察署に押しかけ、被疑者の即時釈放を要求したが、署長は取調前の釈放はできないと拒否した。

午後2時30分頃、朝鮮人や中国人など総勢約200人がバッドや鉄棒を持って長崎警察署を包囲・襲撃した。これにより警察官1人が死亡、10人が重軽傷を負った。その後、余勢をかって東浜町派出所や港町派出所も襲撃し、警察官に対し暴行を加えている。

その後の顛末

捜査の結果、中国人7人は進駐軍に引き渡され、朝鮮人60人は検察に送致された。

参考文献

  • 長崎県警察史 下巻』(長崎県警察史編集委員会編 1979年)

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「長崎警察署襲撃事件」の関連用語

長崎警察署襲撃事件のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



長崎警察署襲撃事件のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの長崎警察署襲撃事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS