鎌倉妙本寺懐古
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/29 10:25 UTC 版)
国木田独歩は「鎌倉妙本寺懐古」という詩を作った。これには曲がつき、戦前の教科書に採用されて親しまれていた。境内の芙蓉の花が歌われている。 夕日いざよふ妙本寺、法威のあとを弔へば、芙蓉の花の影さびて、我世の末をなげくかな。法よ、おきてよ、人の子よ、時の力をいかにせん、永劫の神またたきて、金字玉殿いたずらに、懐古の客を誘ふかな。梢の鳩の歌ふらく、ありし昔も今も尚ほ、夕日いざなふ妙本寺、芙蓉の花は美なるかな。
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