鈴木康之 (コピーライター)
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すずき やすゆき 鈴木 康之 |
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生年月日 | 1937年3月19日(87歳) |
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本名 | 鈴木 康行 |
出身地 | 秋田県秋田市 |
学歴 | 早稲田大学文学部仏文学科 |
職業 | コピーライター |
活動期間 | 1963年 - |
鈴木 康之(すずき やすゆき、本名・康行、1937年〈昭和12年〉3月19日 - )は、日本のコピーライター。
経歴
概要
秋田県秋田市出身。早稲田大学文学部仏文学科卒業。桑沢デザイン研究所出身[1]。
日本デザインセンター、アド・エンジニアーズでの勤務を経て1969年に株式会社タイム設立[1]。
コピーライターとして
1963年、東京コピーライターズクラブ(TCC)第1期会員。広告コピーがキャッチフレーズで語られがちの潮流の中、1982年に上梓した『名作コピー読本』は広告主のメッセージであるボディコピーの大切を説き、現在の『名作コピーの教え』に至るロングセラーとなっている。
また、TCC事業部長を務め、2011年「コピーの殿堂」に顕彰された[1]。
天野祐吉主宰の広告学校では糸井重里らとともに全25期専任講師を務めた。宣伝会議、リクルートなどの講座でも後進の指導に努めた。
ゴルフ
ゴルフ界では、『ピーターたちのゴルフマナー』などの執筆、著作、講演の活動行う。国内300余ヵ所、国外はスコットランドを中心にイングランド、アイルランドほか英国、米国など80余ヵ所のゴルフコースとそれぞれの地のゲームを踏査。ゴルフの歴史、原点を学び、現状を取材した。
英国セントアンドリュース市のパブリックコースと併存する諸倶楽部のあり方に倣って、茨城・古河市のパブリックコース、古河ゴルフリンクスを本拠とする『ピーターズクラブ』を創設し、同コースと毎月スタート枠を契約し、電子クラブハウスを設立、リンクス発祥の本来のゴルフプレーを実践、素朴なゴルフコミュニティのあり方を具現化した。[2] 東京ゴルフ専門学校では2011から2018年専任講師を務めた[要出典]。
著書
広告・文章
- 『名作コピー読本』(1982年、誠文堂新光社)1987年
- 『新・名作コピー読本』(1982年、誠文堂新光社)
- 『メモ式気のきいた文章の書き方』(1993年、明日香出版社)
- 『会社に点火せよ 宣伝部』(1997年、日本経済新聞社)
- 『名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方』(2008年、日経ビジネス人文庫)
- 『文章がうまくなるコピーライターの読書術』(2010年、日経ビジネス人文庫)
- 『名作コピーの教え』(2015年、日本経済新聞出版社)
ゴルフ
- 『ヤスさんのゴルフ礼記』(1990年、廣済堂出版)
- 『ピーターたちのゴルフマナー』〈1999年、ゴルフダイジェスト社)
- 『痛快! ゴルフ学』(2002年、集英社インターナショナル)
- 『ゴルフはマナーでうまくなる』(2004年、日経ビジネス人文庫)
- 『ゴルファーのスピリット』(2006年、ゴルフダイジェスト新書)
- 『ゴルフのおかげで』(2007年、日本経済新聞出版社)
- 『脱俗のゴルフ』(2009年、ゴルフダイジェスト新書)
- 『ゴルファーは開眼、閉眼、また開眼』(2011年、日経ビジネス人文庫)
- 『ゴルフのおかげで』(2013年、マイナビ)
- ウェブサイト『We Love Links』(2002年)
- 『ピーターたちのゴルフマナー』(2022年、ゴルフダイジェスト社)
受賞
広告・デザイン
- 1961年 日本宣伝美術展奨励賞〈丹下健三東京計画1960〉
- 1961年 東京アートディレクターズクラブ(ADC)銅賞〈源氏物語図譜〉沢田重隆/篠田桃紅
- 1963年 東京コピーライターズクラブ(TCC)第1回新人賞〈野村証券〉
- 1966年 同クラブ賞〈カワイ楽器〉
- 1968年 同クラブ賞〈富士ゼロックス〉
- 1971年 同クラブ賞〈生命保険協会〉
- 1985年 同新聞広告賞〈協和発酵〉
- ほか
ゴルフ
- 2000年 ゴルフダイジェストアワード読者大賞〈『ピーターたちのゴルフマナー』
- 2006年 東京ゴルフ専門学校ハイランドセンターゴルフ文化功労賞
脚注
- ^ a b c “鈴木 康之 Suzuki Yasuyuki”. HALL OF FAME. 東京コピーライターズクラブ. 2025年2月25日閲覧。
- ^ https://welove-links.com
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