金志川泉とは? わかりやすく解説

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金志川泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 06:56 UTC 版)

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金志川泉(きんすうきゃーがー、きい°きゃーがー[1])は、沖縄県宮古島市城辺字友利にある洞窟性の湧水(洞泉)である[2][3]1994年(平成6年)4月12日に城辺町史跡に指定され、合併後は宮古島市の史跡となっている[2]

金志川豊見親の屋敷跡の約150m西に位置する。開口部から水壺まで約30段の階段が設けられており、水壺は広くほぼ円形で水深約1m[2]潮の干満によって海水が混じるため、後年は飲用には利用されなかった[2]

河川が発達していない宮古島において湧水は陸水生物の重要な生息環境であり、金志川泉ではカワアナゴ属魚類、オハグロテッポウエビ、アシナガヌマエビの生息が確認されている[3][4]

脚注

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  1. ^ 史跡26~50”. 宮古島市. 2018年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月4日閲覧。
  2. ^ a b c d 【市指定:史跡】金志川泉~きんすうきゃーがー~”. 宮古島市教育委員会公認歴史文化観光ロードアプリサイト. 2016年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月3日閲覧。
  3. ^ a b 藤田喜久「カワアナゴ属魚類の嘔吐物中から発見されたオハグロテッポウエビ (PDF) 」 『宮古島市総合博物館紀要』第23号、宮古島市総合博物館、2019年3月、 169-172頁。
  4. ^ 藤田喜久『河川整備基金助成事業「宮古島の湧水と陸封潮溜に生息するヌマエビ類の分布と初期生活史」報告書』(レポート)、河川環境管理財団、2005年。



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