醒獅勲刀とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 醒獅勲刀の意味・解説 

醒獅勲刀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 15:09 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
醒獅勲刀
醒獅勳刀(左から三等、一等、二等)
中華民国の栄典
種別 勲刀
資格 将官
対象 最高位の勲章を授与済みの者
歴史・統計
創立 1935年6月25日
前身 九星勲刀
授与者 中華民国総統
序列
上位 なし
下位 国光勲章

醒獅勲刀繁体字中国語: 醒獅勳刀)は、中華民国の勲刀であり、軍人に対する栄典としては最高位のものに位置づけられる。最高位の勲章を授与済みの将官が、さらに軍に対し功績を挙げたときに授与される[1]

1935年6月25日に陸海空軍勲章条例が制定された際に設けられた[1]。これに先立つものとして、1931年11月23日の頒発陸海空軍勲刀規則による九星勲刀が存在している[2]。これは、中級官佐(正、佐官相当)を対象とする一星から特に功績を挙げた上級官佐(監、将官相当)に対する九星までの勲刀である[3]

刀身には一方に「夷難定功」、他方に「我武維揚」と彫られている[1]。一等から三等までの種別が存在し、その相違は一等が獅子9頭に金と黄の糸による房飾り、二等が獅子7頭に金と藍の糸による房飾り、三等が獅子5頭に金と紅の糸による房飾りによる装飾となる[1]

制定以来授与例が無く、日本とアメリカでも勲刀が廃止されていることから、2017年に行政院により廃止が提案されている[4]

出典

 

  1. ^ a b c d 軍職勳章”. 中華民国総統府. 2021年9月5日閲覧。
  2. ^ 國民政府訓令直轄各機關行政院有關呈據軍政部呈遵令擬訂頒發陸海空軍勳刀規則並圖式條經國務會議決議史國民政府呈請鑒核施行一案經常會決議照公布通令知照”. 国史館 (1931年11月23日). 2021年9月6日閲覧。 直接リンクができなかったため、文書名にて要検索。
  3. ^ 行政院呈國民政府為據軍事委員會呈遵令擬訂頒發陸海空軍勳刀規則並圖式一案經國務會議決議轉呈國民政府呈請鑒核施行”. 国史館 (1931年10月30日). 2021年9月6日閲覧。 直接リンクができなかったため、文書名にて要検索。
  4. ^ 行政院會通過「陸海空軍勳賞條例」修正草案”. 行政院 (2017年10月19日). 2021年9月5日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  醒獅勲刀のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「醒獅勲刀」の関連用語

1
国光勲章 百科事典
34% |||||

2
蔣介石 百科事典
2% |||||

醒獅勲刀のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



醒獅勲刀のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの醒獅勲刀 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS