買い本尊

証券用語集

買い本尊

買い方のうち、最も積極的に買いを行っている中心人物。
株式の仕手戦では、複数の仕手筋が参加して特定銘柄を売買するのが一般的です。したがって、外部からは通常、誰がその銘柄の買い占めを中心になって行っているのかがわかりにくい状況にあります。ただし、外部からは確かに複数の仕手筋が同時参加しているようにみえるものの、そのなかには必ず、中心になって株価の吊り上げを画策している人物が存在します。それが「買い本尊」です。買い本尊以外の仕手筋は、いわゆる「ちょうちん買い」と言って、本尊の買いによって株価が値上がりするのにあやかるため、同じ銘柄を買っているだけにすぎないケースも多いようです。