西尾忠男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/31 05:46 UTC 版)
西尾 忠男（にしお ただお、1961年〈昭和36年〉10月2日 - ）は、日本の経営者。日本航空常務執行役員やジャルパック代表取締役会長、日本旅行業協会理事などを経て、2023年より空港施設の代表取締役副社長。日本における格安航空会社（LCC）事業の立ち上げ[1]（ジェットスタージャパン・ZIPAIR）や日本航空の経営再建に経営企画本部長として関わるなど[2]、経営企画や営業戦略などの分野で要職を務めたほか、航空関連会社、団体で複数の役職を歴任している。
経歴
- 1985年：成蹊大学卒業後、日本航空入社[3]
- 2009年：日本航空沖縄支店長、ジャル沖縄代表取締役社長[4]
- 2011年：ジェットスタージャパン常務執行役員[3]
- 2013年：日本航空執行役員 国内路線事業本部長[5]
- 2017年：日本航空常務執行役員 経営企画本部長[1]、定期航空協会企画委員会委員長[6]
- 2021年：日本航空常務執行役員 旅客営業本部長、ジャルセールス代表取締役社長[7]
- 2022年：ジャルパック代表取締役会長[8]、日本旅行業協会理事[9]
- 2023年：空港施設代表取締役副社長[10]
人物
日本国内だけで二度、格安航空会社（LCC）の立ち上げに携わった経験を持つ[1][11]。インバウンド需要にも注力し、訪日外国人旅行者の地方誘客を目的とした航空券運賃体系や決済システムの改善[12]、機内Wi-Fiサービスの無料化[13]などを推進した。
日本航空の再上場後には担当役員として経営方針の策定に携わり、特に収益性の向上や事業領域の拡大を目的とした施策を打ち出している[2]。
ソニー元社長の平井一夫とは、ニューヨーク時代からの幼なじみである[3][14]。
脚注
- ^ a b c “JAL幹部に聞く、破綻10年を経て挑むLCCジップエア運営の「本気度」”. ダイヤモンド・オンライン (2019年6月7日). 2025年8月30日閲覧。
- ^ a b Cooper, 松田潔社、Chris (2017年4月28日). “ＪＡＬ：新中期経営発表、投資利益率重視－破綻色払拭し飛躍へ”. Bloomberg.com. 2025年8月30日閲覧。
- ^ a b c アシスタント (2025年8月27日). “西尾忠男×平井一夫 ～相師相愛vol.08「40年後の再会」”. GOETHE[ゲーテ]. 2025年8月30日閲覧。
- ^ [https://www.ogb.go.jp/-/media/Files/OGB/Soumu/muribushi/back/2011/20110506/0506sigotonomado4.pdf
- ^ Inc, Nikkei (2013年3月25日). “人事、日本航空”. 日本経済新聞. 2025年8月30日閲覧。
- ^ “第196回国会 財政金融委員会第11回 質疑項目：参議院”. www.sangiin.go.jp. 2025年8月30日閲覧。
- ^ “人事、日本航空 - 日本経済新聞”. 日本経済新聞 電子版. 2025年8月30日閲覧。
- ^ 編集部 (2022年2月28日). “ジャルパック、社長交代 西尾忠男氏が会長、平井登氏が社長就任”. TRAICY（トライシー）. 2025年8月30日閲覧。
- ^ “「ツアーグランプリ2023」実施概要 | 一般社団法人日本旅行業協会”. www.jata-net.or.jp. 2025年8月30日閲覧。
- ^ “空港施設株式会社 会社概要｜空港施設株式会社”. www.afc.jp. 2025年8月30日閲覧。
- ^ 正晃（編集部）, 佐藤 (2018年5月14日). “JAL、新LCCは鶴丸使わず 「あくまで別ブランド」として展開”. TRAICY（トライシー）. 2025年8月30日閲覧。
- ^ Co.,Ltd, CompanyName. “トップ”. SiteName. 2025年8月30日閲覧。
- ^ 日経クロステック（xTECH） (2017年6月15日). “機内Wi-Fi無料化で考えた、「ITで稼ぐJAL」への覚悟は本物か”. 日経クロステック（xTECH）. 2025年8月30日閲覧。
- ^ “平井一夫 私の履歴書（3）リフラックシティ - 日本経済新聞”. 日本経済新聞 電子版. 2025年8月30日閲覧。
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