西塚洸二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/09 15:26 UTC 版)
西塚洸二 | |
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第10回紫苑ステークス表彰式(2025年9月7日)
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基本情報 | |
国籍 | ![]() |
出身地 | ニュージーランド・オークランド[1] |
生年月日 | 2004年3月9日(21歳) |
身長 | 160.2cm |
体重 | 47.3kg |
血液型 | A型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 | 美浦・鹿戸雄一(2022.3 - 2023.6.6) →美浦・フリー(2023.6.6 - 2024.4.23) →栗東・フリー(2024.4.23 - ) |
初免許年 | 2022年 |
免許区分 | 平地・障害 |
重賞勝利 | 1勝 |
西塚 洸二(にしづか こうじ、2004年3月9日 - )は、日本中央競馬会(JRA)・栗東トレーニングセンターに所属する騎手。
兄・丈二はニュージーランドを本拠とする騎手、妹・心咲はファナウステーブル(山梨県)所属の馬術競技選手である[2]。
来歴
2004年生まれ。父の仕事の関係でアメリカ合衆国・ラスベガスで生まれたのち、すぐに引っ越してニュージーランドに向かい、オークランド、カフェラウで5年ずつ過ごした[1][3][4]。父が乗馬クラブを経営していたことから自身も馬に乗るようになり、そこから競馬に関心を持ちニュージーランドのGIレースの観戦にも訪れたことがあった[4]。その後一家で帰国すると、叔父が乗馬クラブを経営していた長野県軽井沢町を経て、父が静岡県御殿場市に乗馬クラブを開場、一家で同地に越した[4]。海外暮らしから日本語を話すことができず、学校ではいじめに遭っていたが、父の乗馬クラブで乗馬を続け「馬に乗れば楽しくて嫌な事を忘れられました」と語っている[4]。
騎手への憧れはエイシンフラッシュが制した2012年の天皇賞(秋)の動画を見たことがきっかけで[1]、小学6年の時にジョッキーベイビーズへ参加したことでより思いが強まったという[1][4]。その後乗馬大会での鹿戸雄一との出会いを経て中学卒業時に競馬学校に合格、2022年に卒業すると縁を得た鹿戸雄一厩舎(美浦トレーニングセンター)の所属で騎手デビューを果たした[4]。
デビュー後、美浦で上手くいかなかったことを契機に、2023年4月より面識のあった藤原英昭(栗東トレーニングセンター)の下で武者修行を行った[3]。その後6月に美浦・フリーへの所属変更を経て[5]、2024年4月より正式に栗東・フリーに籍を移した[3][5]。同年、秋の第4回新潟競馬においてリーディングを獲得[6]。
2025年9月7日、栗東で師事していた藤原の管理馬であるケリフレッドアスクに騎乗し紫苑ステークスを制覇、人馬ともに重賞初制覇を挙げた[7]。
騎乗成績
- 年度別成績 (Netkeiba.com参照)
概要
日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初騎乗 | 2022年3月5日 | 2回中山3日8R | 4歳以上1勝クラス | フェルマーテ | 16頭 | 6 | 7着 |
初勝利 | 2022年4月2日 | 3回中山3日12R | 4歳以上1勝クラス | フレーズメーカー | 16頭 | 3 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2023年6月18日 | 3回阪神6日11R | マーメイドS | ゴールドエクリプス | 13頭 | 5 | 4着 |
重賞初勝利 | 2025年9月7日 | 4回中山2日11R | 紫苑S | ケリフレッドアスク | 13頭 | 7 | 1着 |
GI初騎乗 |
脚注
- ^ a b c d “【わたしの履歴書】西塚洸二騎手「実は帰国子女! 騎乗馬の能力を引き出せる騎手になりたい!」――新人紹介2022”. netkeiba.com. 馬ラエティBOX. ネットドリーマーズ (2022年4月11日). 2025年9月9日閲覧。
- ^ “西塚心咲(ファナウステーブル)のテレビ出演映像がYBS山梨放送公式Youtubeチャンネルに公開”. SHOWJUMPING JOURNAL. HRD FACTORY (2023年4月23日). 2025年9月9日閲覧。
- ^ a b c “【マーメイドS】デビュー1年で美浦から栗東に移籍した西塚洸二騎手 反省も胸にホールネスで恩返しV狙う ”. 馬トク. 報知新聞社 (2024年6月11日). 2025年9月9日閲覧。
- ^ a b c d e f 平松さとし (2022年4月6日). “いじめられた原因をこれからは武器に。初勝利を挙げた騎手のこれまでとこれから ”. Yahoo!Japan ニュース. Yahoo!. 2025年9月9日閲覧。
- ^ a b “西塚洸二騎手が栗東所属に変更”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2024年4月23日). 2025年9月9日閲覧。
- ^ “4回新潟開催は西塚洸二騎手が3年目で初のリーディングに 年間リーディングはルメール騎手”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2024年10月27日). 2025年9月10日閲覧。
- ^ “【紫苑S】秋華賞の新星登場!7番人気ケリフレッドアスクが逃げ切りV デビュー4年目の西塚洸二騎手と人馬で重賞初制覇”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2025年9月8日). 2025年9月9日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 西塚洸二のページへのリンク