製作公差
部品または組立て物、製品を製作するときに与える寸法公差のこと。寸法公差とは、規定された許容最大寸法と許容最小寸法との差をいう。自動車などのように数万点の部品から構成される高精度の製品においては、ひとつひとつの部品に至るまで個々に製作公差を与え、その公差内に収まるような精度が必要とされる。これらの公差は生産の工法や設備の形態、精度により、ある程度限定されるが、形状や重要度なども加味してそれぞれの公差が規定される。このように個々の製作公差が守られて、完成車両も製作公差内に収まることになる。
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