血流速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 05:44 UTC 版)
血流速度で求めるのは収縮期最高血流速度(PSV)、拡張末期血流速度(EDV)、平均血流速度(TAMV)、pulsatility index(PI)である。日本人ではPSVが200cm/secを超えるとNASCETで70%以上の狭窄が存在するとされている。また150cm/secを超えるとNASCET法で50%以上の狭窄が存在するとされている。血流速度の左右差について臨床的に意義があるのは総頸動脈と椎骨動脈のみである。内頸動脈の血流速度はばらつきが大きく、左右差の病的意義は乏しい。総頸動脈の拡張末期血流速度(EDV)の左右比であるED ratioを計測し1.4以上の場合は一側の内頸動脈閉塞を疑う。
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