蓋の工夫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 09:45 UTC 版)
単に閉じるだけでない工夫がされた例もある。取り扱いやすいようにつまみをつけるのは広く見られる。 蒸気抜きの穴 やかんや鍋では、火にかけたときに内容が沸騰した場合、蓋を押し上げて蓋が暴れることがある。これをふさぐために蓋に小さな穴が開いている。 注ぎ口・空気抜きの穴 醤油差しなどこまめに内容物を取り出したい場合のために、蓋を開けなくても中のものが出せるようになっている。少量だけ出るように小さな口を付け、また、出やすいように空気穴を別に開けるのが普通。 やや類似の例に、化学薬品用であるが、染色液などやはり少量を取り出しやすいように蓋がピペットをかねている滴瓶というのがある。 圧力調節機能 食品などを保存するためには容器の密閉度が高い方がよい。また、内部の空気もない方がよい。そのために蓋に排気機能をつける例がある。逆に、炭酸飲料を保存するために加圧機能をつけた栓もある。
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