自由芸術ライセンスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 自由芸術ライセンスの意味・解説 

自由芸術ライセンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 09:09 UTC 版)

自由芸術ライセンス
Licence Art Libre
Free Art License
自由芸術ライセンスのロゴ
バージョン 1.3
公開元 Copyleft Attitude
リリース日 2007年4月8日[1]
自由ソフトウェア Yes
GPLとの適合性 No
コピーレフト Yes
ウェブサイト artlibre.org
テンプレートを表示

自由芸術ライセンス(じゆうげいじゅつライセンス、フランス語: Licence Art Libre(LAL)、英語: Free Art Licence(FAL))は、芸術作品について、作者の権利を尊重する限り、その作品の利用者に自由に複製、配布、翻案する権利を付与するコピーレフトライセンスである。GNU General Public Licenseの考え方にもとづく、芸術作品のための初めてのフリーライセンスである。

概要

このライセンスは、その条件を受け入れた第三者(自然人または法人)が、著作物を複製、配布、翻案し、無料または商業的に利用することを許可するものであり、そのためにはオリジナルに常にアクセスできることを条件にしている。コピーレフトなライセンスの原則によれば、オリジナルから派生(改変、拡張、取り込みなど)した著作物も、フリー英語版でコピーレフトなライセンスのもとで配布されなければならない。

歴史

このライセンスは2000年7月にメーリングリスト<copyleft_attitudeApril.org>において、特にフランスの弁護士Mélanie Clément-FontaineとDavid Geraud、フランスのアーティストIsabelle VodjdaniとAntoine Moreauの協力を得て書かれた。これは、Copyleft AttitudeのAntoine Moreauと雑誌『Allotopie』を中心として集まったアーティストたち、Francis Deck、Antonio Gallego英語版、Roberto Martinez、Emma Gallとのミーティングを受けて行われたものである。このミーティングは、2000年1月の「Accès Local」、同年3月の「Public」というパリの現代アートの場で開催された[2]

2003年、モローはEOFスペースで、「フリーな作品なら出展自由」(Free Admission if free work)という条件で、何百人もの作家を集めたセッションを開催した[3]。2005年には、モローは回顧録"Le copyleft appliqué à la création artistique. Le collectif Copyleft Attitude et la Licence Art Libre"(芸術的創造に適用されるコピーレフト。Copyleft Attitudeと自由芸術ライセンス)をフランス語で執筆した[4]

2007年、自由芸術ライセンスは、法的確実性英語版を高め、他のコピーレフトなライセンスとの互換性を提供するために、バージョン1.3として改訂された[5]

多言語化

元のフランス語の他、2010年3月8日現在、英語など以下の言語での公式文書が利用可能である。

関連項目

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「自由芸術ライセンス」の関連用語

自由芸術ライセンスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



自由芸術ライセンスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの自由芸術ライセンス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS