自由の代償:カルタゴの属国化
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「セゲスタ包囲戦」の記事における「自由の代償:カルタゴの属国化」の解説
危機に瀕したセゲスタは、ギリシアの侵攻に対抗するため、カルタゴの属国となることを申し出た。カルタゴはこれを受け入れてハンニバル・マゴが率いる遠征軍を派遣し、紀元前409年にはセリヌス包囲戦に勝利してセリヌスを破壊し、同年には第二次ヒメラの戦いにも勝利してヒメラを破壊した。カルタゴ軍は一旦引き上げたが、ギリシア側が再びカルタゴ領を襲撃したため再度遠征軍を送り、紀元前406年のアクラガス包囲戦、翌紀元前405年のゲラの戦いに勝利し、さらに放棄されたカマリナを略奪し、ほぼ全シケリアを支配下においた。シュラクサイの僭主ディオニュシオス1世はカルタゴと平和条約を結んだ。エリミ人都市はカルタゴの同盟国となり、守備部隊の費用を負担し、内政は自身の手によったが外交政策に関してはカルタゴに従うことになった。
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