経学院とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 経学院の意味・解説 

経学院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 07:40 UTC 版)

経学院

経学院(けいがくいん)は、大韓帝国日本統治時代の朝鮮に置かれた儒教研究機関。旧朝鮮時代の成均館の後身である。

概要

前身の成均館は、朝鮮時代の最高教育機関だった。経学院は1887年に成均館に附属する形で発足し[1]韓国併合後の1911年(明治44年)に朝鮮総督府によって儒教研究機関として改組され、「経学院規程」(政令第74号)を公布した[2]明治天皇からの恩賜金25万円を基金とし、基金の利子と総督府の補助金によって運営された。

主な事業は、施設内の文廟(孔子廟)において釈奠(儒教の祭祀)を挙行したり、儒教講演会の開催や学術雑誌の発行である。また1930年(昭和5年)には、教育機関として「明倫学院」が附置された[3]

1945年の朝鮮独立(光復)後は、経学院は元の「成均館」に復し、現在は総合大学の成均館大学校になっている。

職員・講士

  • 大提学
  • 副提学
  • 祭酒
  • 司成
  • 直員
  • 講士

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 「韓国近代大学の成立と展開」p. 26
  2. ^ 「韓国近代大学の成立と展開」p. 33
  3. ^ 「韓国近代大学の成立と展開」p. 35

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「経学院」の関連用語

経学院のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



経学院のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの経学院 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS