第4景 「アリエル、日の出」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 06:31 UTC 版)
「ゲーテのファウストからの情景」の記事における「第4景 「アリエル、日の出」」の解説
(アリエル、妖精たち、ファウスト) グレートヒェンの悲劇に深い傷手をこうむったファウストが、自然の懐に抱かれて癒やしを受ける回生の場面。花々が咲きこぼれる草原にファウストがぐったりと横たわっていると、そこへ天使アリエル(テノール)が率いる妖精たちの合唱が管弦楽とともに自然賛歌を繰り広げる。夕方の薄明から夜となり、心身を癒やされたファウストは「谷間は緑に、山々は緑にあふれ」と歌う。やがてアリエルが日の出の時を告げる。その壮大な輝かしさに、ファウストは新しい生への決意を力強く誓う。「さらば太陽よ、わが後方を助けよ」。 アリエルが日の出の時を告げる
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