第2アポーニー四重奏曲とは? わかりやすく解説

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第2アポーニー四重奏曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/24 02:00 UTC 版)

第2アポーニー四重奏曲Apponyi - quartets)は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した弦楽四重奏曲集である。本来第1アポーニー四重奏曲と合わせて全6曲からなる曲集だったが、出版の際に全2集(それぞれ3曲ずつ)に分けられた。第2集には作品番号74が付されている。

第2集ではホーボーケン番号は72番から74番の3つの番号が与えられている。

概要

第1アポーニー四重奏曲と同じく1793年に作曲されたもので、興行師ヨハン・ペーター・ザーロモンの勧めか、ハイドン自身の発意によるものかは不明であるが、ロンドンからウィーンへ戻った後に作曲に着手されたものである(自筆譜などの詳細は第1アポーニー四重奏曲を参照)。

初演は1794年の3月10日、24日、31日に行われたザロモンの演奏会において、第2集を含む全6曲のうちの2曲が演奏されている。ただしどの曲であるかは不明。

出版・献呈

  • 1796年ウィーンのアルタリア社から「作品74」として出版。
  • 作品71と同じくアントン・ゲオルク・アポーニー(Anton Georg Apponyi)伯爵に献呈。

各曲

自筆譜には曲順が記されていない。

  1. 弦楽四重奏曲第72番 ハ長調 作品74-1 Hob. III: 72
  2. 弦楽四重奏曲第73番 ヘ長調 作品74-2 Hob. III: 73
  3. 弦楽四重奏曲第74番 ト短調 作品74-3 Hob. III: 74『騎士』
    第74番の愛称である『騎士』 (Reiterqartett) は、第4楽章の第1主題が馬のギャロップを想起させることに由来する。また『騎手』とも呼ばれる。

参考資料

  • 『最新名曲解説全集11 室内楽1』(音楽之友社
  • 『ハイドン:弦楽四重奏曲全集』(エオリアン弦楽四重奏団の演奏、及び解説書)

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