第11落下傘旅団 (フランス陸軍)とは? わかりやすく解説

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第11落下傘旅団 (フランス陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 14:11 UTC 版)

第11落下傘旅団
第11落下傘旅団章
創設 1999年
所属政体 フランス
所属組織 フランス陸軍
部隊編制単位 旅団
兵種/任務 空挺
人員

約10,200名[1]

  • 現役軍人 = 8,700名
  • 予備役軍人 = 1,500名
所在地 オート=ガロンヌ県
バルマ
上級単位 第3機甲師団
最終上級単位 CFT
戦歴 アフガニスタン紛争
マリ北部紛争
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第11落下傘旅団(だいじゅういちらっかさんりょだん、11e brigade parachutiste:11e BP)は、フランス陸軍旅団CFAT隷下の空挺旅団で司令部オート=ガロンヌ県バルマに置く。

旅団は1,500名の予備役軍人を含む10,200名の隊員で構成され、旅団としては最も規模が大きく、陸上自衛隊の師団をも凌駕する。旅団は命令一下、速やかに地球規模で展開できるように編制され、軽歩兵と軽装甲装輪車両化歩兵部隊で構成された、フランスが誇る緊急展開空挺部隊である。元となった部隊は旧第11落下傘師団で、1999年に師団から旅団に改編された。2016年6月20日に第2機甲旅団および第6軽機甲旅団とともに第3機甲師団の隷下となった

概要

歴史

  • 1956年:第10落下傘師団(マシュ将軍指揮下)と第25落下傘師団(Sauvagnacs将軍指揮下)が編成された。
  • 1961年将軍達の反乱後に参加した3個連隊が解散、両師団も解散され軽介入師団として再編された。
  • 1971年:軽介入師団を基に第11落下傘師団が新編される。
  • 1999年:フランス陸軍の大改革で師団から旅団に縮小新編される。
  • 2016年6月20日: 第3機甲師団の隷下となる。

ベレー帽

フランス落下傘兵は他の兵科とは違い、エリートの証である赤ベレー帽fr:Béret rouge (France))の着帽が許される。ただし、第2外人落下傘連隊に所属する外人部隊兵は、外人部隊の伝統である緑ベレーfr:Béret vert (Légion étrangère))を着帽する[2]。一見すると他の外人部隊兵と見分けが付きにくいが、ベレー用バッチが第2外人落下傘連隊バッチに変えられている。

編制

2011年時点での、第11落下傘旅団の編成表

2019年時点の編成。8個落下傘連隊を主力とする。各連隊には1-3個の空挺コマンド部隊が編入されている(空挺コマンドーグループを参照)。

出典

  1. ^ 2019年現在。
  2. ^ Para marche au combat - Ministère des Armées(フランス国防省公式サイト)2016年1月28日更新、2021年4月12日閲覧。
  3. ^ Centres de formation initiale des militaires du rang (CFIM) - Ministère des Armées(フランス国防省公式サイト)2018年11月5日更新、2021年4月12日閲覧。

関連項目

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