碑文谷一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/13 16:30 UTC 版)
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設立 | 幕末期 |
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設立者 | 四文 安太郎 |
本部 | ![]() |
首領 | 熊谷正敏 |
上部団体 | ![]() |
碑文谷一家(ひもんやいっか)は、東京都品川区に本部を置く暴力団で、指定暴力団稲川会の二次団体。
略歴
碑文谷一家は幕末期から続く老舗組織である[1]。
フランスの映画監督ジャン=ピエール・リモザンは、十代目碑文谷一家若頭熊谷組組長の熊谷正敏に密着して、ドキュメンタリー映画『Young Yakuza』と題された映画を制作した[2]。2013年10月14日、第13回山形国際ドキュメンタリー映画祭で、『Young Yakuza』が日本初上映された[2]。また、熊谷正敏組長は現役暴力団員でありながら、カンヌ国際映画祭でレッドカーペットを歩いた[3]。
2016年1月25日、兵庫県警暴力団対策課と神戸西警察署は、暴力団の利用を拒否している大阪市のホテルに宿泊した詐欺の疑いで、十代目碑文谷一家若頭熊谷組組長の熊谷正敏を逮捕した[4]。
- 十一代目
2016年4月9日、稲川会清田次郎会長承認のもと、十一代目碑文谷一家 代目継承盃儀式を行った[1]。4月21日、親子縁組盃儀式が行われ、取持人を稲川会國近哲也渉外委員長(七代目三本杉一家総長)、先代総長である十一代目碑文谷一家西山輝最高顧問は特別推薦人を、見届人には七代目佃政一家馬場知己総長、四代目山梨一家保阪貫作総長が務めた[1]。
碑文谷一家本部の入口脇に掲示スペースがある[5][6][7]。
歴代総長
- 十代目 - 西山 輝
- 十一代目 - 熊谷正敏
関連書籍
- 向谷匡史『熊谷正敏 稼業 頭角の哲学』(2019年2月、青志社)ISBN 978-4865900798
脚注
- ^ a b c 週刊アサヒ芸能2016年5月19日号. 徳間書店
- ^ a b “本物のヤクザに密着 フランス人監督の異色ドキュメンタリー日本初上映”. シネマトゥデイ (2013年10月16日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ “【暴力団VS闇バイト】「ウチの縄張りで強盗をしたら断固たる処置を取ります」有名ヤクザ組織が強盗団に“義憤文”を掲げていた 幹部が口にした“掲示の理由””. NEWSポストセブン. 小学館 (2024年11月7日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “兵庫県警が稲川会本部事務所を家宅捜索、詐欺容疑で”. 産経新聞:産経ニュース (2016年2月3日). 2024年11月8日閲覧。
- ^ “【暴力団VS闇バイト】「ウチの縄張りで強盗をしたら断固たる処置を取ります」有名ヤクザ組織が強盗団に“義憤文”を掲げていた 幹部が口にした“掲示の理由””. NEWSポストセブン. 小学館 (2024年11月7日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “暴力団幹部は匿流・闇バイトをどう見ているのか(上)「許せない、縄張り内でやってもらいたくない」”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 講談社 (2025年5月6日). 2025年10月13日閲覧。
- ^ “有名ヤクザ組織が再び“義憤文”「ストーカーを撲滅する覚悟」張り出した理由を直撃すると… 半年前には「闇バイト強盗に断固たる処置」で話題に”. NEWSポストセブン. 小学館 (2025年5月17日). 2025年10月13日閲覧。
固有名詞の分類
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