病気の日本近代史 幕末から平成まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/06 13:29 UTC 版)
この記事の主題はウィキペディアにおける書籍の特筆性の基準を満たしていないおそれがあります。基準に適合することを証明するために、記事の主題についての信頼できる二次資料を求めています。なお、適合することが証明できない場合には、記事は統合されるか、リダイレクトに置き換えられるか、さもなくば削除される可能性があります。(2015年9月) |
『病気の日本近代史 幕末から平成まで』は、政治史、軍事史分野の歴史学者、秦郁彦の著作である。2004年に入院して、医学関係の本を多く読んだことを契機に、学際的な観点で日本近代の医学史を執筆しようとしたと述べている。病気や医学研究にまつわるエピソードが一般向けに書かれている。2011年、文藝春秋社から刊行された。
内容概略
- 第一章;黎明期の外科手術
- 第二章;脚気論争と森鴎外
- 第三章;伝染病との戦い
- 第四章;結核との長期戦
- 第五章;戦病の大量死とマラリア
-
- 信頼のおける統計もない日本軍の第二次世界大戦の大量の戦病死の数値が検討され、アメリカ軍のマラリア対策や輸血作戦などが紹介される。
- 第六章;狂聖たちの列伝
- 第七章;肺ガンとタバコ
-
- 喫煙者である筆者が、受動喫煙の害を強調した、平山雄の調査結果やWHOのグロ・ブルントラント元事務総長の行動を批判的に論評する。
書誌情報
- 『病気の日本近代史―幕末から平成まで』秦郁彦(著)文藝春秋:2011年5月 ISBN 9784163740508
- 病気の日本近代史 幕末から平成までのページへのリンク