田中良平_(競馬)とは? わかりやすく解説

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田中良平 (競馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/02/07 06:49 UTC 版)

田中 良平
基本情報
国籍 日本
出身地 兵庫県
生年月日 1930年3月27日
死没 1994年11月10日(満64歳没)
所属団体 日本中央競馬会 (JRA)
初免許年 1964年1965年開業[1]
引退日 1994年11月10日
通算勝利 682
重賞勝利 25
G1級勝利 1
経歴
所属 栗東トレーニングセンター
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田中 良平(たなか りょうへい、1930年3月27日[2] - 1994年11月10日[3][4])は、日本中央競馬会 (JRA) 栗東トレーニングセンター所属の調教師[3]

目次

来歴

兵庫県出身[2]。父の田中好雄も調教師であったが、「調教師としての腕はよかったが道楽者」[1]だったといい「ことごとに反抗」[1]していたという。中学卒業後母親の意向もあって会社員となる[1]が、転職先で競馬週刊誌『西日本競馬』の発行人兼編集記者として活動[1]馬主資格も取得した[5]

しかしその後父に頭を下げて[6]調教助手として[5]父の厩舎で働き[注 1]、6度の試験を経て[7]1964年に調教師免許を取得[7][3][4]。父を「最大のライバル」[7]に据えて厩舎経営に励み、1988年には39勝を挙げて[8]JRA賞最多勝利調教師を受賞[9][3][10]するなど、重賞25勝[3]を含む通算682勝[3]を挙げた。

長男[7][3]田中章博も競馬の道に入り、良平の厩舎で勤めた[7]のちに独立。親子三代で調教師となっている。

1994年11月10日[3][4]肝不全のため[4]現役のまま死去。

おもな管理馬

おもな厩舎所属者

親族

親族に調教師の青池良佐、伊藤勝吉らがおり[1]伊藤修司服部正利従兄にあたる[1][5]

脚注

注釈

  1. ^ 「この世界にもどりたいと頼んだら、お前はこの仕事を嫌っていたからやることないと言われましてね。やっと許可が出ても馬のぼろ掃除ばかりでした。」[5]

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『優駿』1985年8月号、p.132
  2. ^ a b 『優駿』1985年8月号、p.131
  3. ^ a b c d e f g h i 「JRA News 田中良平調教師が死去」、『優駿』、日本中央競馬会、1995年1月、167頁。
  4. ^ a b c d e f 中央競馬を振り返る 1994年11月” (日本語). 競馬ニホン. 2012年2月2日閲覧。
  5. ^ a b c d e 『優駿』1986年12月号、p.47
  6. ^ 『優駿』1985年8月号、pp.132-133
  7. ^ a b c d e f g h i 『優駿』1985年8月号、p.133
  8. ^ 「1988年度 中央競馬各種成績」、『優駿』、日本中央競馬会、1989年2月、101頁。
  9. ^ 「1988年度JRA賞決定」、『優駿』、日本中央競馬会、1989年2月、33頁。
  10. ^ JRA賞 バックナンバー” (日本語). 日本中央競馬会. 2012年2月2日閲覧。
  11. ^ 『優駿』1985年8月号、pp.131-132

参考文献

  • 今井昭雄「厩舎ぶらり歩き(15) 田中良平調教師」、『優駿』、日本中央競馬会、1985年8月、131-133頁。
  • 今井寿恵「素敵な散歩道(22) 田中良平調教師」、『優駿』、日本中央競馬会、1986年12月、45-47頁。

関連項目


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