狩野行寿とは? わかりやすく解説

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狩野行寿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 10:20 UTC 版)

狩野 行寿
2019年10月27日
基本情報
国籍 日本
出身地 埼玉県川越市
生年月日 (1994-07-31) 1994年7月31日(30歳)
身長
体重
178 cm
79 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 内野手
プロ入り 2016年 ドラフト7位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

狩野 行寿(かりの ゆきかず、1994年7月31日 - )は、埼玉県川越市出身の元プロ野球選手内野手)。右投右打。

経歴

プロ入り前

中学生時代に硬式野球の武蔵狭山ボーイズでプレーしていたが、控えに甘んじていた。川越工業高等学校への進学後は、主に「2番(または9番)・遊撃手」として起用されたが、対外試合では本塁打を1本も放てなかった[1]。しかし、平成国際大学硬式野球部監督の大島義晴が、肩の強さと球際に強い守備に着目し、大島の勧めで同大学に進学した[2]。高校時代の2学年後輩に太田賢吾がいる。

平成国際大学への進学後は、1年時から関甲新学生野球のリーグ戦に出場。2年春の対作新学院大学戦で1イニング2本塁打を含む1試合3本塁打・9打点のリーグ新記録を達成[3]すると、3年の春季には打率.378、2本塁打、14打点という好成績で最多打点のタイトルを獲得した[4]。主将に就任した4年時には、春季リーグ戦で打撃に苦しみながらも、出場13試合でリーグ最多の7盗塁を記録[2]。守備面でも、2年秋・3年秋に遊撃手としてベストナインに選ばれた[5]

2016年のNPBドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから7巡目で指名。契約金2700万円、年俸700万円(金額は推定)という条件で入団した。この会議で指名された選手では最も早い仮契約[6]で、背番号は36[7]、武蔵狭山ボーイズ出身者では初めてのプロ野球選手でもある。

DeNA時代

2019年4月22日

2017年には、イースタン・リーグ公式戦63試合に出場したが、打率.134、1本塁打にとどまった。

2018年には、イースタン・リーグ公式戦68試合の出場で打率.199を記録。本塁打を放てなかったが、シーズンの終了後には、台湾で開催のアジア・ウィンター・リーグに参加した。イースタン・リーグに加盟するDeNAの選手でありながら、チームメイトの田村丈山本祐大百瀬大騎宮本秀明や、コーチとして派遣された二軍コーチの永池恭男とともにウエスタン・リーグの選抜チームへ組み込まれた[8]

2019年には、イースタン・リーグ公式戦79試合に出場したが、打率.188、1本塁打でシーズンを終了。球団からの戦力外通告(10月1日)を経て、10月3日に現役引退を表明した[9]

現役引退後

戦力外通告の際にチームサポーター(スタッフ)への転身を打診されたことを機に、秋季キャンプからは打撃投手として再スタートを切っている[10]

2022年からは広報を担当[11]。2023年をもってDeNAを退団した[12]

選手としての特徴

大きな故障を経験していない体の強さ[13]と、手動計測ながら50メートル走で5秒9を記録した俊足と強肩の持ち主で、球際に強い守備も持ち味[6]

詳細情報

年度別打撃成績

  • 一軍公式戦出場なし

背番号

  • 36(2017年[7] - 2019年)

脚注

  1. ^ 高木遊「高校時代は公式戦2勝のみのドラフト上位候補左腕ら、叩き上げの好素材たちが揃う関甲新学生野球」『Yahoo!ニュース』2016年4月16日。2017年5月20日閲覧
  2. ^ a b 高校通算本塁打はゼロ。大学で脱皮した遊撃手。狩野 行寿(平成国際大)」『BASEBALL GATE』2016年10月18日。2017年5月20日閲覧
  3. ^ 関甲新学生野球連盟 1部リーグ戦主な記録。2017年5月20日閲覧
  4. ^ 個人成績|関甲新学生野球連盟 公式サイト。2017年5月20日閲覧
  5. ^ 狩野 行寿選手 横浜DeNAベイスターズに指名される!」『平成国際大学』2016年10月20日。2017年5月20日閲覧[リンク切れ]
  6. ^ a b 【DeNA】俊足ドラフト7位狩野、12球団最速で仮契約」『スポーツ報知』2016年11月5日。2017年5月20日閲覧
  7. ^ a b 2017年度 新入団選手 記者発表会を実施」『横浜DeNAベイスターズ』2016年11月25日。2025年4月30日閲覧
  8. ^ 2018アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBウエスタン選抜メンバー一覧 NPB.jp 日本野球機構
  9. ^ DeNA戦力外の狩野が引退」『サンケイスポーツ』2019年10月4日。2019年10月10日閲覧
  10. ^ DeNA狩野行寿内野手、打撃投手で第二の野球人生「勝利に貢献を」 充実の表情で裏方の自覚も」『スポーツニッポン』2019年11月15日。2019年11月15日閲覧
  11. ^ 横浜DeNA チーム広報、狩野行寿が見た、桑原将志のブレない強さ」『横浜DeNAベイスターズ』2022年3月22日。2022年3月22日閲覧
  12. ^ 横浜DeNAベイスターズ チームスタッフ☆ブログ(2023年11月16日)より
  13. ^ 関甲新学生野球 注目のドラフト候補 平成国際大・狩野は頑強遊撃手」『中日スポーツ』2016年9月29日。2017年5月20日閲覧

関連項目

外部リンク




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