熊木聡一
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熊木聡一(くまきそういち、 1974年6月18日[1][2][3])は日本の俳優。東京都出身。身長185センチメートル。
来歴・人物
くまき そういち 熊木 聡一 |
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別名義 | クマキソウイチ |
生年月日 | 1974年6月18日(51歳) |
出生地 | 東京都 |
出身地 | 東京都 |
国籍 | 日本 |
身長 | 185cm |
血液型 | A型 |
職業 | 俳優 |
ジャンル | 映画、テレビ、舞台、ラジオ |
活動内容 | 俳優、執筆、警察所作指導 |
配偶者 | 既婚 |
主な作品 | |
テレビドラマ 『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』 『64(ロクヨン)』 『おかしな刑事』 『監察官・羽生宗一』 『緊急取調室』 |
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20代半ばより約8年間菅原文太の付き人[4]として過ごす。その後TVドラマを中心に出演。五社プロダクション[5]の俳優部へ移籍後、同警察監修部の元警察官から所作や知識を学び、多数の警察ドラマにてさまざまな警察官役を演じる。収録現場へ向かう途中、自動車事故に巻き込まれ頚椎を損傷。俳優活動を休業している。現在はリハビリを続けながら、警察・犯罪ドラマの現場指導や俳優の所作指導を務め、執筆活動も行っている。
菅原文太との出会いは、2003年に公開された『私のグランパ』である。これは一年間休業していた菅原の主演復帰作となり、泊まり込みで地方ロケに同行できる付き人を探していたが、菅田俊[6]の紹介で、熊木聡一と寺中敬輔が選出された。当初、付き人は臨時的なものとされていたが、撮影終了後に菅原文太本人から熊木に直接連絡があり、その後、専任の付き人として約8年間に渡って師事することになった。寺中敬輔[7]とは兄弟分となり現在も親交が深い。
現在、執筆を行っているのは、親交のあった映画監督・中村幻児から企画プロットやシナリオの作成を学んだことがきっかけになったと言われている。菅原文太の許を離れた熊木を心配した中村幻児が、「ふらふらしているなら、うちの事務所を手伝え」と電話があり呼び出される。翌日、事務所に行くと、大量の企画書やプロットを手渡し読むように命じられ、すべて読み終えると、今度は「じゃあ、俺の真似をして何か書いてみろ」と原稿用紙と鉛筆を手渡された。10分程度の短編脚本を夜中までかかって作成し手渡した。翌日、事務所に行ってみると机の上に赤ペン(ダメ出し)が入って真っ赤になった原稿が置いてあり、元の活字が読めないほどであったという。
テレビドラマを中心に出演するようになったのは、共同テレビ・松田秀知監督との出会いがきっかけである。当時、仕事がほとんどなかった熊木は、松田秀知が演技指導を行っているという話を耳にし、当時所属していた事務所に頼み込んで参加した。約半年間ボロクソに演技のダメ出しをされたが、当時、『ナサケの女〜国税局査察官〜』(2010年、EX)の撮影中であった松田から連絡があり、撮影現場に来るように言われる。セリフの無い執行官役であったが自前のスーツで撮影現場に向かうと松田が待ち構えており、自身が台本に加筆した手書きのセリフを熊木にその場で伝えた。以前にもテレビの出演はあったが、これがテレビドラマ進出への足掛かりとなった。
エピソード
五社プロダクションに移籍後、同警察監修部に所属する元警視庁刑事から知識や所作を学んだ。久保正行[8](第62代警視庁捜査一課長・階級警視長)、倉科孝靖[9](警視庁捜査第一課管理官・階級警視長)、志保澤利一郎[10](警視庁捜査三課初代刑事部技能伝承官・階級警視)という警視庁きっての名刑事から指導を受ける。特に現場指導では、倉科氏、志保澤氏の両名と行動することが多く、様々な所作や知識を実戦形式で学ぶ。所作はもちろん捜査の知識なども指導していた倉科氏からは、「熊さんは、俳優なんかより警察官になれば良かったのに」と言われたという。
古巣である五社プロダクションホームページ[11]のトップ動画に出演している。鑑識と刑事の二役を務めている。これはプロダクションの社長である五社巴[12][13]が警察所作の練度を高く評価しており俳優休業中ではあるがオファーした。演出はWEB制作会社・有限会社アイティフォースの西川誠人[14]が担当した。
出演
テレビドラマ
- 『4TEEN』(2004年、WOWOW)-スカウトマン役
- 『社長をだせ!実録・クレーマーとの死闘を制した女』(2005年、YTV)-ヤクザ組員役
- 『ナサケの女~国税局査察官~』(2010年、EX)-西伊豆地方裁判所執行官役
- 『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011』(2011年、CX)-コーチ役
- 『ぼくの夏休み』(2012年、CX)-予科練分隊長・野上幸次郎役
- 『ドクターX~外科医・大門未知子~』(2012年、EX)-記者役
- 『監察医 秋月桂の検死ファイル』(2012年、CX) -黒木役
- 『嫌われ監察官 音無一六』(2013年、TX)-交番巡査役
- 『罪人の噓』(2014年、WOWOW)
- 『女はそれを許さない』(2014年、TBS)
- 『TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部』(2014年、EX)-第5話 中野中央署・大泉巡査役
- 『セイアン~生活安全特捜隊』(2014年、EX)-塚本利夫役
- 『64(ロクヨン)』(2015年、NHK)-角刈り男役(機動隊隊員)
- 『おかしな刑事』(2015年、EX)-栃木県警・熊木英雄刑事役
- 『監察官・ 羽生宗一 第3作』(2015年、EX)-殿山刑事役
- 『所轄魂』(2015年、EX)-所轄拘置係・津田役
- 『死の臓器』第5話(2015年、WOWOW)-刑事役
- 『水トク!「緊急特別企画 TVの前の犯人に告ぐ 全国包囲網ザ・鑑識!」 トリカブト事件再現ドラマ』(2015年、TBS系列)-警視庁捜査一課刑事役
- 『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』(2015年、CX)-警察官役
- 『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』(2016年、TX)-特殊犯捜査係・捜査員役
- 『逃げる女』(2016年、NHK)-鑑識課主任役
- 『監察官・ 羽生宗一 第4作』(2016年、EX)-殿山刑事役
- 『コントレール~罪と恋~』(2016年、NHK) -所轄巡査部長役
- 『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』(2016年、CX)
- 『監察官・ 羽生宗一 第5作』(2017年、EX)-殿山刑事役
- 『緊急取調室』(2017年、EX) -棚田SIT隊長役
映画
- 『I LOVE RED LION』(2009年)-チンピラ役
舞台
- 東京倶楽部 『春ナ忘レソ』
- 東京倶楽部 『LAMBS DAY AFTERNOON -羊たちの午後-』
クマキソウイチ名義
映画
ラジオドラマ
- 『お母さんの恥文』-演出
- 『携帯問題』-作・演出
- 『バーバー・オオヒラ』-作・演出
- 『今このトキ』-作・演出
- 『夜鷹蕎麦』-作・演出
- 『Bestbeforeインスタントヌードル』-作・演出
警察所作指導
- 『TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部-』-EX
- 『64(ロクヨン)』-NHK
- 『所轄魂』-EX
- 『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』-CX
- 『警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~』-TX
- 『逃げる女』-NHK
- 『コントレール~罪と恋~』-NHK
- 『死の臓器』-WOWOW
- 『島忠HOME‘S(アニキとアキラ編)』-CM
- 『水トク!「緊急特別企画 TVの前の犯人に告ぐ 全国包囲網ザ・鑑識!」 番組内再現ドラマ』-TBS系列
- 『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』-CX
- 『ヒガンバナ~警視庁捜査七課~』-NTV
- 連続テレビ小説『ひよっこ』-NHK
- 『緊急取調室』-EX
- 『金田一少年の事件簿 2022』-NTV
- 『新幹線大爆破』-Netflix
- 『3000万』-NHK
- 『クジャクのダンス、誰が見た?』-TBS
脚注
出典
- ^ “熊木 聡一 - テレビドラマ人名録”. テレビドラマデータベース. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “熊木聡一の生い立ちから現在まで”. タレント辞書. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “五社プロダクションとは - わかりやすく解説 Weblio辞書”. www.weblio.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “元付き人が語る菅原文太が「最も愛した作品」”. 現代ビジネス (2025年7月11日). 2025年7月13日閲覧。
- ^ “【公式】 五社プロダクション | 警察監修のことなら、五社英雄が設立した映画制作プロダクションにおまかせ下さい!”. gosha-pro.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “元付き人が語る菅原文太が「最も愛した作品」”. 現代ビジネス (2025年7月11日). 2025年7月13日閲覧。
- ^ “菅原文太と高倉健、知られざるライバル関係”. 現代ビジネス (2025年7月11日). 2025年7月13日閲覧。
- ^ “久保 正行 | 五社プロダクション”. gosha-pro.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “倉科 孝靖 | 五社プロダクション”. gosha-pro.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “志保澤 利一郎 | 五社プロダクション”. gosha-pro.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “【公式】 五社プロダクション | 警察監修のことなら、五社英雄が設立した映画制作プロダクションにおまかせ下さい!”. gosha-pro.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “『さよならだけが人生さ』(五社 巴) 製品詳細 講談社”. 講談社「おもしろくて、ためになる」を世界へ. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “五社巴 - 徳間書店”. www.tokuma.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “アイティフォース | 奈良県を拠点をおくホームページ制作会社。WEB(ホームページ)制作をはじめとしたITコンテンツ全般を取り扱っております。”. it-force.jp. 2025年7月11日閲覧。
- ^ “夕の江の街に : 作品情報・キャスト・あらすじ”. 映画.com. 2025年7月11日閲覧。
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