DCG
(減損累積利得 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/18 01:53 UTC 版)
DCG(減損累積利得、げんそんるいせきりとく、Discounted cumulative gain)は、ランキング品質の評価指標である。情報検索において、DCG はウェブ検索エンジンのアルゴリズムや情報検索に関連したアプリケーションの適合性に対する有用性を評価するために使用される。DCG は検索エンジンの検索結果に含まれる文書の適合性を段階的に評価することで、検索結果リストにおける文書の位置(順位)によって、その文書の有用性、すなわち利得を測定する。この利得は、結果リストの上位から下位に向かって累積され、下位の文書ごとに各結果までの利得が割り引かれる[1]。
概要
DCG と DCG の類似指標が使用される場面は次の2つが想定される。
- 関連性の高い文書は、検索エンジンの結果リストの早い段階で表示される(ランクが高い)と、より有用性が高くなる。
- 関連性の高い文書は、適合性の低い文書よりも有用であり、その結果、適合性の低い文書よりも有用となる。
DCG は CG(累積利得)から拡張した指標である。
CG(累積利得)
CG(累積利得)は、検索結果の全結果のリストに対して段階的に適合性の評価を与え、それらを総和した指標である。DCG の前身概念である CG は、結果リストにおける結果の順位を、検索結果集合の有用性が考慮された結果リストが含まれない。ある順位
- 減損累積利得のページへのリンク