渋江川 (富山県)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 渋江川 (富山県)の意味・解説 

渋江川 (富山県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 08:56 UTC 版)

渋江川
水系 一級水系 小矢部川
種別 一級河川
延長 16 km
平均流量 -- m³/s
流域面積 71 km²
水源 鑽先山
水源の標高 531 m
河口・合流先 小矢部川
流域 富山県
テンプレートを表示

渋江川(しぶえがわ)は、小矢部川の支流で、富山県南砺市小矢部市を流れる二級河川である。中上流域は泥岩・砂岩互層で地滑りが多く、下流は暴れ川として知られる。

地理

富山県・石川県の境にある標高531m、鑽先山(きりさきやま)を水源に北東へ流れている。平地では左岸から五郎丸川、右岸から本堂川、砂馳川、薮波川と合流し、小矢部市綾子で小矢部川と合流する。

平野部を流れる下流域は暴れ川として知られ、古くから河川改修工事が行われてきた。

この地域は水が得にくく農業用の溜池が多い。

地質 

流域は山間部では新第三紀層に属する。上流部は八尾層群、中流域は氷見層群、平地との移行域では洪積層からなり、中上流域は泥岩・砂岩互層で地滑りが起こりやすい地層である。

自然 

流域内では水田が25%、森林植生は75%を占めた。森林植生内ではコナラ・アカマツ林が54%と多く、その中にブナ林やイヌシデ林が点在していた。スギ植林は21%であった。 ブナ林は倶利伽羅峠および小白山にみられ、ウラジロガシが混在することから低地型ブナ林と考えられる。 魚類では18種中15種が純淡水魚で流れが緩い小矢部川上流域に典型的な傾向であった。アブラハヤやカワヨシノボリが全域で確認され、スナヤツメコイウグイカマツカドジョウ、ジュズカケハゼも広範囲で見られた。 両生類については流域の溜池がホクリクサンショウウオニホンアカガエルの生息地となっている。 爬虫類では富山県内で稀なニホンイシガメが見られた。 [1]

流域の自治体

富山県
南砺市小矢部市

主な支流

  • 五郎丸川
  • 本堂川
  • 砂馳川
  • 薮波川

流域の観光地

  • 医王山温泉ぬく森の郷
  • 土山御坊跡
  • 高窪温泉
  • 大清水(アシツキ自生地)
  • 倶利伽羅峠

脚注

  1. ^ 富山の小河川流域の生き物 22 - 25頁 富山県生物学会・富山県小河川流域調査グループ 2015年10月24日

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  渋江川 (富山県)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「渋江川 (富山県)」の関連用語

渋江川 (富山県)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



渋江川 (富山県)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの渋江川 (富山県) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS