深縹・中縹・次縹・浅縹・白縹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 17:14 UTC 版)
平安時代中期に編纂された、宮中の格式を記した法典『延喜式』の中に縹色についての記述がある。そこでは縹色を4段階に、すなわち濃いものから薄いものへ深縹(紺、ふかきはなだ、こきはなだ)・中縹(なかのはなだ、なかはなだ)・次縹(つぎのはなだ、つぐはなだ)・浅縹(あさきはなだ、あさはなだ)に分けたものが示されている。深縹は黒味を帯びるほど濃く染め上げた藍染である。ふつう縹色といわれるものは、これらのうち中縹に該当する。 さらに、同じく『延喜式』に、浅縹よりも淡く染めたものとして白縹(しろきはなだ、しろはなだ)が挙げられている。
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