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河原温 (歴史学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 14:06 UTC 版)

河原 温
かわはら あつし
人物情報
生誕 1957年????
東京都
出身校 東京大学大学院人文科学研究科
学問
研究分野 西洋中世史・都市史[1]
研究機関 山梨大学教育学部
(旧)東京都立大学人文学部
首都大学東京都市教養学部
放送大学教養学部
学位 博士(文学)
学会 史学会
西洋中世学会
都市史学会
日仏歴史学会
Medieval Academy of Americaほか[2]
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河原 温(かわはら あつし、1957年 - )は、日本の歴史学者、放送大学教授、首都大学東京東京都立大学名誉教授。専門は、ヨーロッパ中世史、都市社会史。博士論文『中世フランドルの都市と社会 : 慈善の社会史』により、博士(文学)(東京大学)[3]

東京都生まれ。東京大学文学部卒業。大学の教養課程で西洋中世史の優れた教員に出会ったことから、その分野に興味を持ったという[4]

東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了後、ベルギーのヘント大学に留学(1983-85年)、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。山梨大学教育学部助教授、(旧)東京都立大学人文学部助教授・准教授、首都大学東京都市教養学部教授をへて、2018年放送大学教授となる。

ヨーロッパ中世史、地域的にはフランドル、時代としては特にブルゴーニュ公国を中心に研究を行っている。また都市社会史方面でも研究を行い、兄弟団、施療院、都市聖人など都市に関する分野に明るい。

著書

単著

  • 『中世ヨーロッパの都市世界』(山川出版社 世界史リブレット、1996年)
  • 『中世フランドルの都市と社会ー慈善の社会史』(中央大学出版部、2001年)
  • ブリュージュ――フランドルの輝ける宝石』(中公新書、2006年)
  • 『ヨーロッパの中世(2)都市の創造力』(岩波書店、2009年)

共編著

  • 松本宣郎・前沢伸行共編)『ヨーロッパの成立と発展――文献解説』(南窓社、2007年)
  • 池上俊一共編)『ヨーロッパの中世』全9巻(岩波書店、2008-10年)
  • 草光俊雄共編著)『ヨーロッパの歴史と文化 中世から近代』(放送大学教育振興会、2009年)
  • (池上俊一共編)『ヨーロッパ中近世の兄弟会』(東京大学出版会、2014年)
  • 堀越宏一共著)『図説中世ヨーロッパの暮らし』(河出書房新社 ふくろうの本、2015年)
  • (堀越宏一共編)『西洋中世史』(放送大学教育振興会、2021年)
  • (池上俊一共編)『都市から見るヨーロッパ史』(放送大学教育振興会、2021年)
  • (池上俊一共編)『聖人崇敬の歴史』(名古屋大学出版会、2025年)

訳書

  • キャロル・フィンク『マルク・ブロック――歴史のなかの生涯』(平凡社、1994年)
  • アンドレ・ジョリス『地域からみたヨーロッパ中世――中世ベルギーの都市・商業・心性』(ミネルヴァ書房、2004年)
  • マルク・ボーネ『中世ヨーロッパの都市と国家 ブルゴーニュ公国時代のネーデルラント』(編訳、山川出版社、2016年)

脚注

  1. ^ 河原温・池上俊一『都市から見るヨーロッパ史』(放送大学教育振興会、2021年)、編著者紹介欄
  2. ^ 河原温(researchmap、2023年7月18日閲覧)
  3. ^ 中世フランドルの都市と社会 : 慈善の社会史(NDL ONLINE, 国立国会図書館)
  4. ^ 河合塾編『学問の鉄人 大学教授ランキング文科系編』宝島社、1997年、p.228



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