沖縄市循環バスとは? わかりやすく解説

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沖縄市循環バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/13 14:55 UTC 版)

沖縄市循環バス(おきなわしじゅんかんバス)は、沖縄県沖縄市役所建設部都市整備室の所管により、沖縄市内で運行しているコミュニティバスである。沖縄市役所を中心に、沖縄市中心部の国道330号からやや離れた地域にある主要公共施設、商店街などを循環する。4路線あり、路線により東陽バス琉球バス交通に運行を委託している。

沿革

2005年に検討委員会を立ち上げ[1]、中心市街地の活性化等を目的としたコミュニティバスとして2007年度に3か月間の実証実験、さらに2010年度にも実証実験を実施したのち、2011年度から通年運行している。

2019年度より大幅に運行内容を変更。運行区間を拡大し沖縄市中部・西部地区の中心市街地外まで運行する形態となり、運行経費増加に対応するため運賃値上げや停留所名ネーミングライツの導入を実施した。2020年度に北部・東部地区でも運行を開始した。

  • 2007年12月15日-2008年2月16日 実証実験として運行開始[1][2]。東陽バスに委託。同一ルートで左回りと右回り各19本、30分-1時間間隔での運行。運賃140円均一(運行開始日の2007年12月15日と翌16日は無料で運行)。
  • 2010年6月10日-2011年2月28日 沖縄市中心市街地循環バス実証調査事業として運行。中部観光バスに委託。無料[3]
  • 2011年4月1日 1年間の予定で運行再開[4]。事業費約1800万円の約半分は国土交通省の社会資本総合整備交付金を活用。運行は前年度と同じく中部観光バス。
  • 2012年4月1日 運行継続[5]。引き続き中部観光バスが14本を運行。
  • 2012年8月1日-9月30日 有料化の実証実験を実施。運賃100円均一(小人、障害者は無料)[6]
  • 2012年9月3日 コザ銀天街経由の新路線を運行開始[7]
  • 2013年4月1日 本格運行開始。ルート変更。運行事業者が琉球バス交通と東陽バスに切り替わる。
  • 2013年8月1日 有料化。運賃100円均一(小人、障害者は無料)[8]
  • 2019年4月1日 ダイヤ改正。
    • 沖縄市中心市街地循環バス→沖縄市循環バスに改称。
    • 一部経路変更の上、コザルート→中部ルート、胡屋ルート→西部ルートに改称。運行本数は減便。
    • 運賃200円均一(小人、障害者100円)に値上げ。
  • 2020年4月1日 ダイヤ改正。
    • ルートを再編し、北部ルート、東部ルートを新設。
    • 全ルート土曜日は早朝の第1便を運休、日曜は全便運休とする。
  • 2021年4月1日 ダイヤ改正。
    • 北部ルートを減便。
    • 一部ルートの再編とバス停の新設を行う。
  • 2022年4月1日 ダイヤ改正[9]
    • 中部・北部ルートの再編を行う。
    • 北部ルートの基点を中部興産沖縄市役所前に変更。

路線

  • 2025年度。
中部ルート
  • 平日8便・土曜7便。1周約60 - 70分。
中部興産沖縄市役所前 → 安慶田バイパス(安室橋) → 照屋2丁目 → わしみ橋 → ユニオン宮里店 → 古謝津嘉山町 → 美里ヒフ科前 → 字松本 → 美原4丁目 → 美里公園 → ひが薬局美里店 → 美里公民館 → 銀天街(コザ十字路) → 社会福祉センター → 仲松商事前 → 嘉間良2丁目 → 八重島公園 → 沖縄市民会館BCコザ(市立図書館) → 一番街・サンシティ → ミュージックタウン → 中部興産沖縄市役所前
西部ルート
  • 平日9便・土曜8便。1周約60 - 70分。中部徳洲会病院バス停は北中城村内。
中部興産沖縄市役所前 → 新垣病院前 → 安慶田5丁目 → 沖縄こどもの国 → 島袋小学校 → プラザハウス前 → 中部徳洲会病院 → 高速山里 → 合名会社総合センター → 桃山クリニック → 翔南病院 → 山内自治会 → 山内3丁目 → 安立医院前 → 中部電算フォーム前 → コザ運動公園 → レフ沖縄アリーナbyベッセルホテルズ → 中の町自治会 → コザ信用金庫胡屋支店前 → BCコザ(市立図書館) → ミュージックタウン → 中部興産沖縄市役所前
東部ルート
  • 平日11便・土曜10便。1周52分。土曜運休の1便は海邦町自治会始発。最終便はあわせモール前終点。
中部興産沖縄市役所前 → ソフィアクリニック → うえはら眼科前 → 高原十字路 → 大里2丁目 → 東桃原公民館前 → 泡瀬 → 古謝 → あわせモール前 → 海邦町自治会 → Sky Synapse → 泡瀬橋 → ビジュル公園前 → 泡瀬2丁目 → アワセ第一デイサービス → 泡瀬3丁目 → 沖縄県総合運動公園中央口 → 東部クリニック前 → 沖縄県総合運動公園北口 → TAPIC沖縄リハビリテーションセンター病院 → ピザアントレ → 愛聖クリニック → ちむわざ歯科前 → 高原十字路 → 高原1丁目 → ソフィアクリニック → 中部興産沖縄市役所前
北部ルート
  • 平日7便・土曜5便。1周81 - 93分。土曜運休の1便は後原始発。最終便は後原終点。
中部興産沖縄市役所前 → コザ信用金庫胡屋支店前 → BCコザ(市立図書館) → 沖縄市民会館 → 美里団地 → メモリアルホール沖縄前 → 美咲特別支援学校前 → 美里市営住宅前 → 中部たたみ店 → 知花6丁目 → 中頭病院 → 登川3丁目 → 吉本工業前 → 北美小学校 → 嶺住宅設備前 → 株式会社三和ハウス前 → 後原 → 北美団地 → 池原公民館 → 北美小学校 → 登川 → ちゃんぷるー市場 → かりゆし園前 → ちばなクリニック → 知花十字路 → モーリアクラシック沖縄迎賓館前 → 仲本工業前 → 中部観光バス前 → 沖縄市民会館 → BCコザ(市立図書館) → ミュージックタウン → 中部興産沖縄市役所前
  • 中部・東部ルートは東陽バス(泡瀬営業所)、西部・北部ルートは琉球バス交通(具志川営業所)が運行を担当する。
  • 全ルート一方方向のみの循環運行である。始発便は7時台(土曜日運休)、最終便は17 - 18時台最終である。日曜および1月1日から3日の間は全便運休。
  • ルートが接続する以下のバス停では無料乗継券をもらうことで別ルートへの乗り継ぎが可能。
    • 中部興産沖縄市役所前 - 全ルート相互
    • BCコザ(市立図書館) - 西部・中部・北部相互
    • ミュージックタウン - 西部・中部・北部相互
    • 美里市営住宅前(北部) - 美原4丁目(中部)間相互

運賃

大人200円均一(前払い)。小人・65歳以上・障害者手帳所持者は100円。運転免許証を自主返納した者は50円。

車両

2013年8月1日の有料化に合わせ両社とも日野・ポンチョの専用車が導入された。

脚注

  1. ^ a b 「コミュニティバス」運行開始 沖縄市 - 琉球新報、2007年12月15日(インターネット・アーカイブ)
  2. ^ 沖縄市コミュニティバス運行実証実験 - 広報おきなわ2007年12月号(No.402)
  3. ^ 中心市街地で循環バスの運行実験を行います - 広報おきなわ2010年6月号(No.432)
  4. ^ 循環バス、本格運行 沖縄市内乗車無料 - 琉球新報、2011年4月14日
  5. ^ 沖縄市、無料循環バスを継続 コザ十字路コースも検討 - 琉球新報、2012年4月30日
  6. ^ 中心市街地循環バスの有料化実証実験について - 広報おきなわ2012年7月号(No.457)
  7. ^ 循環バスの新たな実証実験がスタートします - 広報おきなわ2012年9月号(No.459)
  8. ^ 中心市街地循環バスの有料化のお知らせ - 広報おきなわ2013年7月号(No.469)
  9. ^ 沖縄市循環バス(2022年4月運行) - 沖縄市、2022年3月31日

外部リンク


沖縄市循環バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 02:52 UTC 版)

沖縄本島のバス路線」の記事における「沖縄市循環バス」の解説

運行琉球バス交通西部北部ルート具志川営業所)、東陽バス中部東部ルート泡瀬営業所詳細は「沖縄市循環バス」を参照 沖縄市運行するコミュニティバス。4路線運行している。

※この「沖縄市循環バス」の解説は、「沖縄本島のバス路線」の解説の一部です。
「沖縄市循環バス」を含む「沖縄本島のバス路線」の記事については、「沖縄本島のバス路線」の概要を参照ください。

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