永久の変
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/11 04:32 UTC 版)
永久の変(えいきゅうのへん)とは、永久元年(1113年)に発生したとされる鳥羽天皇暗殺未遂事件。下手人とされた童子・千手丸の名前より、千手丸事件(せんじゅまるじけん)とも呼ばれる。
- ^ 前者は竹内理三・安田元久・米谷豊之祐・坂本賞三らが採り、後者は河野房雄・槇道雄などが採る(槇、2001年、P17-18・27-28)。
- ^ 白河天皇の母藤原茂子の義兄藤原能長の子、藤原能信系の嫡流。
- ^ 源師頼は藤原頼長をして「先師」(『台記』)と称せられる程の碩学であったが、永久以前の天仁元年(1108年)の段階で3年間の不出仕を理由に殿上籍を削られ、以後、大治5年(1130年)権中納言に昇進するまで全く官位に変動がなかった(山内益次郎『今鏡の周辺』(和泉書房、1993年)ISBN 978-4-87088-572-1)。
- ^ 元永2年に鳥羽天皇に顕仁親王(崇徳天皇)が誕生して有仁王が臣籍に降下するまでは次期皇位継承者は確定しておらず、事件以後も輔仁親王や有仁王への皇位継承の可能性は完全には消滅してはいなかった。
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